第21回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記 -目標サブ9!-

第21回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記 -目標サブ9!-

過去に書いた完走記を再掲載しています。

9年前に参加したサロマ湖100kmウルトラマラソン。100kmマラソンは3回しか走っていないが、100kmの自己ベストです。とは言っても、後半は潰れてしまい、どんどん足が進まなくなってしまった記憶が大きいです。

現在はマラソン大会に参加することも殆ど無くなりましたが、100kmを納得できる走りで完走した事がなかったのが少々心残りではあります。今後、もし参加することがあったとしても、もう記録を追っかけることはなく、ゆっくりと楽しんで完走する事を目指すだろうけど、、。

それと、今だから書くけどこの完走記を書くため、RUNNETにコースマップを使わせて欲しいとメールを送ったけど、見事に断られました。

当時はまだ「無断リンクお断り。」とか、「リンクはトップページにお願いします。」などという、「ウェブサイトを何だと思ってるんだ!コラ~!!」というような主張をしているサイトが沢山あった時代なので、理解が無かったのではなかろうかと思っています。

今、こういったお願いをしても許可して貰えると信じたい。というか、引用の範囲内なら、無断で画像を使わせていただいても良いはずなのである。そうでなければ、ニュースサイトなどは成り立たないもんね。

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大会結果

  • 日付:2006年6月25日(日)
  • 記録:9時間21分51秒(Average-5:37/km)
  • シューズ:ウエーブ エアロ 5(2006年6月20日、大会5日前に慌てて購入です。)

コース

湧別町総合体育館をスタート。サロマ湖西側の砂嘴を竜宮台で折り返し、サロマ湖南側の湖畔道路を走って東側の砂嘴、ワッカ原生花園の最高の景色を浴びてクライマックスを迎えます。
ワッカ折り返しから砂嘴を抜けるとゴールまで2km強、常呂町スポーツセンターにゴールです。

上のリンク先は2015年、第30回のコースですが、2006年当時と変わっていないと思います。

ラップタイム

距離区間SplitLapPace所感
5524:43:0024:43:004:57まずはペース確認、設定ペースは5分/km。
10550:32:0025:49:005:1020kmまでは少し遅れ気味ながらも予定通り。
天気は快晴!気温の上昇が気になるところ。
1551:16:1325:41:005:08
2051:41:3325:20:005:04
2552:05:5324:20:004:52少しペースアップして快調に走るが、40kmを越えた辺りからは、5km毎の水分補給では足りなくなる。
3052:30:3124:38:004:56
3552:55:1924:48:004:58
4053:19:3824:19:004:52
4553:43:2123:434:45
5054:09:2426:03:005:13スピードを緩め、徐々にペースダウンをするように。
と考えるがペースダウンは早くやってきた。
5554:37:1527:51:005:34
6055:04:2227:07:005:25
6555:32:5128:29:005:42
7056:01:5028:59:005:486時間を切っておきたかったが、まだ望みはある。
7556:31:5330:03:006:01もうこれ以上ペースは落とせない。
8057:04:2332:30:006:30しかし疲れた脚は進まなくなってゆく。
8557:38:3434:11:006:50ワッカ原生花園は絶景だが、どこまで行けばいいの?
9058:11:5933:25:006:41ようやくワッカ折り返しを通過した。
9558:46:5935:00:007:00ゴールが近づくにつれ、名残惜しい気持ちも少し出てくる。
10059:21:5134:52:006:58終わったー!安堵感いっぱいでゴールイン!!

サロマへの道程

企てる

昨年(2005年)秋頃の事だったと思います。
「年が明けたら上海出張があるし、何度か上海往復の飛行機に乗れるな~。」

そう、マイルが貯まってしまうのです。( ̄ー ̄)
15,000マイル貯めれば、国内線往復又は、2区間の特典航空券に交換する事が出来る。

遠征レースって先立つものも必要なので、そう簡単には行けない。せっかくなので、この特典航空券を使って遠征レースに出かけよう!と、企てるわけである。

近場では勿体ないので、北海道とか沖縄とか遠くのレースにしよう。で、すぐに思い浮かんだのがサロマ湖100kmウルトラマラソンなのである。

会場の近くの空港はと言えば、オホーツク紋別空港か女満別空港となる。
マイルを使って行くには、僕の住む関西エリアから乗り継ぎ無しでこのどちらかの空港まで行くことが出来なければならない。早速インターネットで調べると、関西国際空港から女満別空港への直行便があるではないですか!・・・ムフフのフッ(o ̄ー ̄o)

「よっしゃー!来年の6月はサロマ行きじゃー!!!」と相成りました。

目標

ひとまず行き先も決めたことやし、せっかくサロマまで行くのですから、目標というものを定めておきたい。100kmマラソンは昨年のしまなみ海道100kmウルトラ遠足以来の2回目となります。

前回は、目標としていたサブ10を達成する事は出来ましたが、後半70km以降は完全に撃沈レースとなり、60km付近あたりまでは、9時間も切れるかも?なんて甘い考えを完全に吹き飛ばされた大会でもありました。

サロマのコースは公認コースであり、ウルトラマラソンのコースにしては起伏も少ない。この次にサロマへ行けるのはいつになるかわからない。そうなると、やはり狙うしかないじゃないですか!記録を!!!

そこで打ち立てた目標はサブ9(9時間未満で完走する事)なのである。

練習

僕の中で思い描いている理想的な練習内容は、月間500km前後の走り込みを3ヶ月ほど続ける。
最初の1~2ヶ月は、内容はともかく月間500km前後になればOK。3ヶ月目は40~50kmロング走を取り入れながら走り込む。

4ヶ月目。4分半ペースでの30km走などを取り入れ、スピード的にも余裕が出来るようにする。

5ヶ月目。大会へ向け、疲労を抜いていき、いざサロマへ。

これを大会が開催される6月から逆算すると、2月~4月が走り込み。5月がスピード持久力強化。6月は疲れを抜きレース本番へ。と、なるのが理想的なんですが、この間の走行距離はこうでした。

  • 1月: 292km
  • 2月: 261km
  • 3月: 377km

今年(2006年)仕事始めの日から上海出張へ。早朝ランでのジョギング中心の練習となる。

3月も終わりに近づいた頃、上海出張も終え、少々遅ればせながらもサロマへ向けて本格的に走り込みを開始したい4月と5月。

しかしながら、正月明けから上海滞在中も食欲、お酒の飲み欲ともに解放気味となっていたため、上海帰国後の体重は63~64kgと、通常より2~3kgほど重くなってしまっている。この体重増の影響とシューズが合わないのか、左膝外側に痛みが発生してしまう。

  • 4月: 432km
  • 5月: 524km

そんなこんなで、4月は故障気味ながらも400km超をなんとか走り、故障の方も原因と思われるシューズを履くのを止めたら癒えてきた。

ゴールデンウィークの5月1日、3日、5日とトレイルコースも含め、2日に1回の割合でフルマラソン級の距離を走り、満足のいく走り込みが出来た。しかし、この走り込みの影響からか、今度は疲労気味となっていまい5月の走行距離こそ500kmオーバーとなったが、少しペースを上げた4分半ペース走は結局出来ずじまいであった。

  • 6月: 大会前日まで261km

6月になり、いよいよ大会まで1ヶ月を切った。ここまでくれば今更あせっても仕方がない。
仕事の忙しさもあり、疲労を抜くにも丁度よい。あとは大会に向け体調を良くしていく事を心がける。

最後のロング走となったのは、6月10日の星のブランコマラニックコースへの34kmほどのトレイルを含むコース。この頃になるとゴールデンウィーク頃には64kgほどあった体重を60kg前後まで絞る事が出来、体調的にも良くなってきた。

そして大会6日前となる6月19日より、サロマでゴールするまでは禁酒するぞ!と誓い最後の1週間を過ごす。

さて、サロマでのサブ9に向け十分な練習が出来たか?

  • 500km前後の走り込みを3ヶ月続ける。→500km走れたのは5月だけ。
  • 40~50km超のロング走。→5月に6回出来た。
  • 4分半ペース走。→出来ていない。

結局上記のような練習結果となり、点数をつけるとすれば、60~70点といったところかと思います。

大会前になると走っていても減量効果を実感出来、故障気味となった4月や疲労の出た5月より調子も上向いてきたようだ。たらればの話になるが、「あと1ヶ月あれば、もっといい状態に仕上がっただろうな。」などと考えた。
しかし、現実にあと1ヶ月期間があったとしても、モチベーションが維持出来なかったりなんて事もあるから、そんな事を考えても仕方が無いのも事実である。

これもあとの祭りってやつですが、今思うと節制を開始するのが遅すぎた。
サロマへ向け、減量のために節制を開始したのはゴールデンウィークが終わってからの事でした。4月の故障も5月の疲労も、ちょっと重くなってしまった体重にも原因の一端があったのだろうと思います。

問題発生

時間は少々遡って、上海帰国後の4月上旬頃。
仕事の予定がある程度決まってきたのだが、どうも6月頃に仕事のピークがやってきて、もしかするとサロマと重なるかもしれない。

僕の仕事は機械設計。
自分の担当した仕事は機械が出来上がり、試運転完了まで面倒を見なければならない。通常はユーザーに納入後試運転を行うのだが、今回は社内で一旦試運転を行う事になっている。その予定が6月なのである。

よほどの事情が無い限り、自分の仕事を他の人に頼むわけにもいかないので、サロマ行きのチケットや宿泊先などの予約は行わない事にする。最悪の場合は大会参加費のみ諦めればよいように・・・

5月になり、ゴールデンウィークあけには予定もはっきりしてきた。
ユーザーさんから無理矢理納期を短縮されたようなもので、仕事は大変になるが個人的には助かった。と、ちょっと複雑な心境・・・。(苦笑)

余談になるが、無理な納期短縮やコストダウンのプレッシャーって、いろいろなところであると思いますが、それにより完全にチェック出来ていないものって数多くあるのではないかと思います。事故が発生し、問題が発覚するものは氷山の・・・かな?

仕事とサロマが重なってしまう可能性もほぼ無くなり、チケットを予約しようとネットで調べてみるが満席!次にTELで問い合わせてみる。

どうやらキャンセル待ちをするしかないようである。しかーし、キャンセル待ちにはマイルは使えない!当初の目論見が・・・!!マイルを使うには何度も空席状況をチェックして、空席が出来た時に予約するしかないようである。取り敢えずキャンセル待ちをかけてもらい、TELを切る。

次に宿泊先。
大会パンフレットに載っていたとこにいくつかTELしてみるが、予約でいっぱい。昨年から満室になっているとこもあるようだ。まぁ、当たり前と言えば当たり前やろうなぁ~・・・

道東の地理なんぞさっぱりわからんし、宿泊先が予約出来たとしても、スタート地点やゴール地点へのアクセスはどうするか?など問題は山積みである。結局マイルが使えないのなら、オフィシャルツアーにしてみるか。

既に申し込み締め切り日は過ぎていたが、まだ参加できるかTELにて問い合わせてみる。
「大丈夫ですよ~。」と快い返事をいただく。m(_ _)m
勿論商売なのだから、参加枠があいていれば断る理由など無いのであろう。

次なる関門、嫁さんに相談する。
なっかん「マイルを使うにはもう遅かったみたいでなぁ、オフィシャルツアーで行こうかなと・・・10万ほどかかるけど・・・。」
嫁「えぇぇぇ~っっっ!!!10万もかかるのぉ~、もう止めといたら。」
と、いうのが週末金曜か土曜の会話だったと思います。

週があけ、オフィシャルツアーに参加するには手付け金を払わなければならない。サロマ参加を諦める雰囲気など微塵も感じなかったのやろうねぇ。
嫁「どうせ行くんやろ。」と有り難いお言葉を頂く。
で、ついでに振り込みもお願いしたりなんかして、、、感謝です。m(_ _)m

と、言うわけでめでたく最大の関門をくぐり抜け、サロマへの道は開けたのであった。

前日

北海道へ

大会前日、6月24日の早朝、いつものように早起きをして体重計に乗る。

59.0kg

前夜からカーボローディングを開始しており、体重もほぼ狙った通りに絞れた。
打上川治水緑地に最終仕上げのJogへと出かけ、途中1kmだけの刺激走を行い3分33秒で走りきる。4分弱くらいで走ればいいと思っていたので、ちょっと頑張り過ぎたような気もするが、まぁええか。^^
それから、今更こんな事しても大勢に影響は無いのでしょうけどね、、。^^;

早朝ランを終え、帰宅後の朝食もご飯お代わりして多めに食べる。

いよいよ出発、関西空港集合時間は12時だが、早めに行って昼食を食べる事にする。
到着したのは11時頃だったでしょうか?出張のために何度も訪れた関西国際空港だが、そういえばここで国内線に乗るのは初めてやなぁ。と思いながらひとまず3階のレストラン街へ。

朝食を食べてからそれほど時間も経っていないので、さほどお腹も空いていないが、うどんとちらし寿司のセットを注文して食べる。

3階のお店をちょっと見物して時間を潰し、時間になると2階の集合場所へ行き、チケットを貰って荷物を預け、搭乗口へと向かう。

関西空港の搭乗口付近
関西空港の搭乗口付近

やっぱここは初めてや。なんて思いながら搭乗口付近に行くとランナーらしき人が結構沢山待っています。僕自身は全く普通の服装をしているので、ランナーと見られていないかも?唯一ランナーと主張しているのが左手首にしているランニングウォッチである。

時間になり、飛行機に搭乗して離陸する。
今朝の刺激走頑張り過ぎたかな?と気だるさを感じながら、少し日常とかけ離れた場所へと旅立っていく。

搭乗する飛行機
搭乗する飛行機

到着

女満別空港到着。
荷物を受け取り、集合してツアーのバスへ。

女満別空港に到着してバスの中から
女満別空港に到着してバスの中から

天候は曇り、半袖だと外に出るとやはり肌寒い。来る前にネットで調べたところ、気温的には大阪の4月中旬~下旬頃と同じくらいか?季節が2ヶ月ほど巻き戻されたような気候である。

バスは2台あるが、人数は定員の半数ほどか?2人掛けの席に1人でゆったりと座れる。このため、見知らぬランナーさんと話をする事も殆ど無かったりする。知り合い同士で来ているランナーさんを除くと、皆さんそんな感じで比較的静かな車内である。

受付会場の湧別町総合体育館へ向かう間、バスガイドさんからいろいろと話を聞かせてもらう。
最も気になる最近の天候に関しては、この日のように曇り、気温もそれほど上がらない日が多く、明日も曇り予報とのこと。

よっしゃ、こんな天気なら走りやすくて絶好の条件やな!

これもバスの社内から撮影
これもバスの社内から撮影

受付

17時過ぎ頃、受付会場の湧別町総合体育館に到着。
早速受け付けを済ませ、ランナーズのブースでタイム入り完走Tシャツを申し込む。それから帽子とソックスも買ってしまった。^^

受付会場
受付会場

前夜祭を16時から開始していたようだが、既に終了してしまい。宴の後片付け中のようである。

野営されるランナーさんも多いようで、テントも多く見受けられる。そんな中、ホテルへ向けてバスは再出発する。

作戦

ホテルに着き、まずは荷物整理をする。
程なくすると、夕食の時間、19時になる。

レストランに行き、エネルギー充填。メニューは海の幸中心で、刺身やカニのミニ鍋もあるが、量はさほど多いとは感じなかった。

「すいませーん、お代わり。」
「すいませーん、お代わり。」
「すいませーん、お代わり。みそ汁もいいですか?」

と、ご飯4膳食べ、エネルギー充填完了。サスガに結構お腹いっぱい。

朝食用の弁当を貰い、部屋に戻って明朝は着替えだけすればいいよう、ナンバーカードやRCチップを付けたりと、最後の準備をする。

作戦はこんなん。

  1. エイドで立ち止まらない。
    昨年のしまなみでは、エイドに立ち止まった時間を合計すれば、それだけで20分くらいはありそうな気がする。これを無くせば、かなり時間短縮出来るのではないか?
  2. エネルギー源を携帯する。
    携行品は下の写真ね。エイドはかなりしっかりしていそうだが、念のためのエネルギー源を携帯し、アミノバイタルにも効果期待。
  3. ランシャツをレストステーションへ。
    朝は気温が低そうなので、半袖の@Tシャツとハーフタイツでスタートする事に決める。気温が上がり暑くなってきた場合はランシャツ、ランパンに着替えられるよう55km地点のレストステーションに預ける。

よっしゃ、準備完了。
大浴場の温泉につかり、ぬめっとした泉質が心地よい。

携行品はこれだけ
携行品はこれだけ

モーニングコールを2時に合わせ、念のため自分の時計は2時15分に合わせて床に就こうとしたが、部屋の中の空気に僅かながら、乾燥というかホテル独特の感触がするから、窓をほんの少し開いて眠りに就く。この時、21時過ぎくらい。

夜明け

目覚め

午前1時50分頃、自然と目覚める。
不思議なもので、目覚ましが鳴らなくとも、ちゃんと時間前に起きられるものである。

短めではあるが、ぐっすりと眠れたようだ。
おにぎり3ヶ入りの弁当とバナナも勿論完食。エネルギー満タンとなりました。

さて、次は不要なものは出しておきたいところだが、朝早すぎてこれがなかなか・・・^^;
トイレの中で10分ほどねばってみるが、諦めた。

さ、着替えて出発だ。

スタート地点へ

会場へのバスは3時15分出発。
ホテルから出たのは3時頃、サロマの夜明けは早く、既に夜空は少しずつ明るくなり始めている。

サロマ湖100kmウルトラマラソンスタート地点
サロマ湖100kmウルトラマラソンスタート地点

バスの中で、ゴール後の予定等を聞き、昨日受付を済ませた会場へと向かう。
会場に着いた頃には、まだ4時前だというのにすっかり明るくなっている。上の写真を撮影したのは午前4時前です。

スタートまで1時間ちょい、スタート地点や会場の様子を見るためぐるっと廻り、体育館の中でストレッチなどをして過ごし、スタート前のトイレ待ちの列へと並ぶ。が、これがなかなか進まない。

まだ走る格好になると寒いので、ジャージを上から着ている。それでもトイレ待ちでじっとしていると寒い!ずっとこんな気温なら走るには丁度いいなと感じていたが、空は快晴である。確か天気予報によると晴れのち曇りだったような気もするのだが・・・

30分ほど待ち、4時40分を過ぎた頃、ようやくトイレに入れた。ここで一応ホテルでは叶わなかった目的を達する事が出来ました。(笑)

レストステーション行きの荷物と、ゴール地点行きの荷物を預け、ウエストポーチの荷物もOK。その足でスタート地点へ。

既に多くのランナーさんが並んでおり、僕は最前列から20列目辺りに入る。
大会の案内では、登記・登録の部、サロマンブルーメンバーが前列からスタート出来るようになっているようだが、実際には一般の部の方も大勢前の方に並んでいる様子です。

さほど緊張感も無く、スタートまでの時間はあっという間に過ぎていった。
スタート前には、この大会に参加される太平サブローさんからTV番組向けの挨拶もあった。この模様は7月22日「大平サブロー50歳 いっぺだけ100キロ走りたかってん」(読売テレビ深夜0時55分)で放送されるそうです。僕もチラ映りしてるかなぁ?(笑)
でも、この日は日本にいないな、予約しとこ。

いよいよスタートが近づいてきた、最前列のランナーさんからスタート地点へ数メートル移動する。この間に僕はさらに前列に行き、先頭から10列目あたりに移動して間もなく鳴る号砲を待つ。

レース

スタート~20km

号砲が鳴り、一斉にスタートする。
昨年のしまなみの記憶が蘇り、あの時とは全く違う雰囲気を感じる。しまなみの時は勢いよく飛び出して行くランナーさんは数えるほどの人数でした。この僕でも途中までは1桁台の順位で走っていたくらいですから。

このサロマ湖100kmウルトラマラソン、まるでフルマラソンのスタートとあまり変わらないような雰囲気である。
めちゃ速の先頭グループのランナーさん達は恐らくキロ4を切るペースで走っているだろうし、5分ペースを刻もうとしている僕はもう抜かされっぱなし。これならそれほど前へ並ぶ必要無かったな。

あれ?なんかどっかで見たような景色と思ったら、スタート会場に戻ってきた。「へぇ~、こういうコースなんやぁ。」と、しょうもない事に関心したりして、、。

会場へ戻る前か後か忘れたが、ペースを確認するため、時計を見た。
6分を越している。確か1km毎に距離表示があるはずやけど、もう1km地点は過ぎているな。

それから、わずか5日前に購入したシューズ、左足ソールに小石でも挟まったかのような感触がする。立ち止まり、確認してみるが何もない。ロング走での試し履きが出来なかったこのシューズ、問題が出ない事を祈る。

前方に2km地点の表示が見えてきた。時計を見ると9分過ぎ。
よし、ドンピシャかな?2km地点と同時に時計を確認すると9分50秒くらい。まずまずのペースや。

5km地点までは1km毎に距離表示があり、その表示を頼りにペース確認をしていく。

5km通過、24分43秒。よっしゃ、予定通りのペースや。

5kmを過ぎてからは、1km毎の距離表示は無くなった。自分の感覚を頼りにペースを維持していく。呼吸の荒さからこのくらいやろう。

スタート前にしたばかりだが、小用をもよおしてきた。スタート前の冷えや、エネルギー満タン、スタート前給水の影響と思われる。いつもの事ながら、道ばたで小用をたしているランナーさんも見受けられる。

いつまでも鬱陶しい気分でいるのもいやなので、まずは1回目のトイレを済ませておく。まだオホーツク海やサロマ湖らしきものは見えていないが、既にサロマ湖西側の砂嘴に入っているのだろうか?相変わらず後ろからやってくるランナーさんに抜かれっぱなしである。喋りながら走っているおばさんランナー2人組にも抜かれた。

走っている事を除けば、どこにでもいるおばさんのように見えるけど、おひと方はブルーのナンバーカード。サロマンブルーなランナーさんなのである。

10km地点通過、この5kmは25分49秒。
トイレで立ち止まったから、まぁこんなもんだろう。

給水は5km毎に水やスポーツドリンクのあるエイドが有り、20km以降はこの5km毎のエイドに補給食も用意してある。そして水はエイドとエイドの間にも準備してあり、2.5km毎に給水する事も可能である。

給水はフルを走る時と同じように、走りながら飲む。今の段階では5km毎のエイドでスポーツドリンクを摂っていく。走りながらなので、全部は飲めないが、まず当初の作戦通りである。

なんだか少し呼吸が楽になっているかな?と感じつつ15km地点通過。
この5kmは25分41秒。やはり少しペースダウンしているようだ。でも焦ることは無い、このペースでも十分やし、まだまだ先は長いのだ。

既に最初の折り返しから戻ってくるランナーさんともすれ違っている。やはり速いランナーさんは走り方もキレイですわ。

最初の折り返し、竜宮台が近づいてきた。
このあたりでサロマ湖やオホーツク海って見えたっけ?どうも記憶が少々薄い。子供達が太鼓で応援してくれていたのは憶えている。僕も折り返し、続々とやってくるランナーさんとすれ違う。そういえば太平サブローさんも走っているんやなと思い、探してみるが見あたらなかった。

20km地点が近づいてきた頃だろうか?沿道で応援している方の口から「暑いね。」という言葉が聞こえてきた。空は青く、雲一つ無い快晴!いや~、清々しくて気持ちいい天気ですわ。絶好の行楽日和ってやつですね。しかしランナーにとっては雲が出て少し肌寒いくらいの方がいいのである。まだ午前7時にもなっていない、この調子だとグングン気温も上がりそうやな。

20km地点通過時間、1時間41分33秒、この5kmは25分20秒。
トータルでみると1分半ほど5分ペースより遅れている。少しペースアップをしてみるか?

42.195km地点へ

今までは抜かれてばかりだったが、20km地点前後からか、今度は前を行くランナーさんを抜いていく事が多くなってきた。自分ではそれほどペースを上げたつもりも無いが、周囲のランナーさんが早くもバテてしまったなんて事もないだろう。先ほど抜かれたおばさんランナー2人組もこの辺りでパスしていく。

25km地点で時計を見る。
この5kmは24分20秒。さっきの5kmより1分速くなってるな、て事は僕のペースが上がったから周囲のランナーさんを抜いているんやな。周りのペースに合わした方がいいのかな?と思いながらもどうもマイペースな僕ちゃんなのである。

30km地点へ向かい、周囲は畑の中という景色を眺め走っていく。まだ朝早いという事もあるだろうが、車も少ない。交差点(と言っても少ないが)では、きちんとランナー優先の交通規制がなされており、信号待ちなどで立ち止まる事もない。エイドでは中学や高校生くらいのボランティアさんが頑張っている。今回は記録狙いで走っているので、殆ど愛想無しで通過してしまっているのが少々残念であり、心苦しい。

車道を走りながら、左側は下がっているので、センターライン寄りのなるべく平坦なところを走ろうとか考えていたりする。そしてこの辺りからかやっと並走するランナーさんが現れた。白いTシャツのランナーさん。

30km地点、2時間30分31秒、この5kmは24分38秒。
まだまだ疲れも出ていないし、5km毎のタイムチェックも随分早く感じる。このままのペースで行こう。

30km地点を過ぎ、コースを2度左に折れると、それほど強くはないが、向かい風を感じる。但し、これがフルの大会ならいやな向かい風となる強さである。
晴天の中、体感温度がいくらか下がるが、このコースはサロマ湖の東側へ行くまでほぼ一方通行のはず。僕の方向感覚が正しいとすれば、この先ずっと向かい風傾向になるのか?といやな予感がする。

畑の中を抜ける頃、今度は女性ランナーさんに追いついたが、すぐ後ろに付かれてしまった。女性は後半強いだろうから、僕がペースメーカーにされちゃったらまずいな。と思いながらも他のランナーさんに追いつき、追い越しながらマイペースで走っていく。

35kmまでの5km、24分48秒。我ながらなかなかいいペース感覚しているなぁ!なんて関心しつつ40km地点へと向かう。

40kmも近づいてきた頃、満タンにしたエネルギーも減ってきたようなので、次のエイド手前で携帯しているPowerBarを補給しようと決める。そして気温もかなり上がってきているようなので、55km地点のレストステーションでは少々時間をロスしてもいいからランシャツに着替え、アミノバイタル補給、そしてトイレも済ませようと決心する。

甘いPowerBarを補給し、40km地点で給水をとる。ここまではまだフルマラソンと同じように立ち止まらずに給水をしていくのだが、この後5km毎の給水では足りなくなってくるのである。

40km地点は3時間19分38秒(24分19秒)で通過、微妙にペース上がりすぎかな?と思っていると黄色いTシャツを来た背の高いランナーさんが前に見えてきた。
Ryuさんと同じチームの方やと思い声を掛ける。この方、既にサロマは6回目、サブ9も達成しておられるそうです。今回もその時と同じようなペースで走っているらしい。

いくつか言葉を交わして「稼げるときに稼いどきますわ。」と先に行かせて貰う事にする。それから僕の後ろに付いていた女性ランナーさんもこの間に数メートル先に行かれた。
でも彼女は強そうだ、付いていくのは得策ではなさそうだと判断し、無理しない事にする。

そういえば40km地点で時計押したっけ?などとボケた事を思い出し、ラップを見ると10分くらいになっている。「ちゃんと押してるやん。」て事は間もなくフルマラソンの距離である。

ウルトラマラソンを走っている中では、フルマラソンの通過点って実に早く感じられる。フルマラソンならやっとゴールだー!ってとこでしょうけど、ここまで時間の経過が早い!あっという間に来てしまったようだ。そして42.195kmの通過は3時間30分ほど、もうちょいでサブ3.5って時間やったと思います。

レストステーションへ

今まで走ってきたコースの中でもサロマ湖が見える場所があったのかもしれませんが、僕の記憶の中でサロマ湖が見えたぞ!って場所は丁度この辺りだったように思います。バスガイドさんによると、以前は淡水の湖だったらしいが、人工の湖口が開かれ現在は海水に近い塩分となっているようです。で、その通りに海の香りを感じ、僕の記憶に残っているのだろう。

フルマラソンと同じような調子で給水をしていたら、間に合わなくなってきたのがこの頃だったでしょうか?45kmのエイドだったかどうか定かではないが、ついに足を止めコップを3つ掴む。スポーツドリンク、水、もう一つはお茶のような色をしていたけど、何だっけ?全て飲み干し、レモンに梅干しも補給する。これまでもレモンや梅干しは走りながら奪い取るようにして補給していたのですけどね。

それから、40~45kmの5kmは23分43秒と、今回のレースの中で最も速いラップとなってしまっていた。これは明らかに先ほどまで同じ位置を走っていた女性ランナーさんの影響だろう。その女性ランナーさんはかなり前に行ってしまっている。やはり強い!

水だけがある2.5km毎のエイド、今までは何もせず通過していたのだが、大きなバケツ状の容器にかぶり水、飲み水が用意してある。氷も入っていて気持ちいい。

このエイドで高校生くらいの女の子、男の子、そしておっちゃんが柄杓の水をかぶせてあげようと待ちかまえている。もうタイムロスなどと言ってられない、脱水症状や熱中症になってはお話にならないのである。ここで頭から水をかぶせてもらう。「おぉ~、冷たくて気持ちいい、ありがとー。」さて、誰に水をかぶせて貰ったでしょうか?ま、言わずもがなでしょうね。(笑)

中間地点の50kmが近づいてきた頃、このコース唯一の少し大きな起伏コースがやってくる。でもコース図によると40mほどの高低差のようなので、強烈な坂道ではない。それでもやはり上り坂なので、消耗しないよう少し抜き加減で走るように意識する。

この起伏コースに入り50km地点通過、5kmラップは26分03秒となる。
ちょっとペースが落ちたが、上り坂で力を抜いたからだろう。それとも疲労が出始めたか・・・?

50km地点エイドでは歩きながらしっかりと給水をする。次の水だけのエイドでも給水する。もう5km毎では間に合わない、しっかりと水分補給をしよう。

50kmを過ぎてからは距離表示が1km毎になった。「おいおい、ここから1km毎ってのは、逆に長く感じないかな?」そしてコース図では中間点付近で一気に上り~下るようなイメージだったのだが、実際は上り下りを数回繰り返したような記憶があるのだが?

ペースも緩め、もう5分ペースは意識しない事にする。50km地点は4時間10分弱で通過した。貯金は十分ある。徐々にペースダウンしていけばよいだろう。

実際には55km地点の少し手前になるレストステーションへと到着した。
ボランティアの子供がすぐに荷物を渡してくれる。素晴らしい大会運営や。

まずはアミノバイタルを出し、しっかりと水分やレモン、梅干しを補給する。次いで更衣室に入り、ランシャツ、ランパンに着替える。更衣室で着替えるランナーさんは誰もいてない、やはりサブ9やサブ10あたりのランナーになると、着替えずに行くのだろう。

僕も最初からランシャツ、ランパンにしときゃよかったかな?なんて思いも少しありながら、ウエストポーチも預けてしまおうか?と少しだけ悩んだが、アミノバイタルを手放すのが惜しいので、そのまま持って走ることにした。

更衣室から出て、荷物を預け、トイレも済ませ・・・と思ったが、すぐに再スタートした。
トイレはどうする?コース上にあるトイレに入った方がロスが少ないだろうと思ったのである。

ペースダウン

レストステーションを出たらすぐに55km地点通過。
この5kmは27分51秒、レストステーションでのロスを考えるとまずまずだろう。そしてコース上のトイレ発見、小用を済ませておく。

既に5分ペースは意識していないが、脚への疲労感が増しつつある。
この頃から、後ろからやってくるランナーさんに追い越されるようになってくる。しかし、疲れはじめたランナーさんは僕だけではない、歩いている人や僕よりもさらにペースダウンしてしまったランナーさんもいる。

気温もかなり上がってきているだろう。雲が出てきそうな雰囲気は微塵も無い!

60km通過、5kmラップは27分7秒。
あとは徐々にキロ6分ペースまで落とすように走っていけばいい。

このサロマ湖100kmウルトラマラソン、コース図からするとサロマ湖の南側を走り、湖を眺めながら走れるのかなとも思っていたが、これまでのところ、湖が見えた場所ってそれほどない。そして30km過ぎに感じていたいやな予感、ずっと向かい風基調になるのか?
この予感は半分的中と言ったところでしょうか。

時折強烈な向かい風を感じる場所もある。これがゴールまでずっと続くと思うとうんざりなのですが、強烈な風を感じたのは長くても2~3km程度だったでしょうか?それでも強烈な風を感じ始めた時はいつまで続くかわからないから、「うぅ~、、。」って気分になっちゃいます・・・。

1km毎の距離表示でペース確認をする。
2.5km毎の給水では脚を止め、確実に水分補給しているので、このロスが数秒~数十秒ある。記録を意識すると、この僅かなロスが勿体なく感じる。キロ5分半で走っているとしても、その分プラスしなければならないのだ。

65km-5時間32分51秒(28分29秒)
ペースダウンがちょっと早すぎるなぁ、まだ5分半ペースくらいは維持しておきたいところだが・・・昨年のしまなみと同じような展開になってしまうのか?

30kmジョグへ

疲労、暑さを感じながら70km地点までやってきた。
70km-6時間01分50秒(28分59秒)

出来ることなら、70km地点通過は6時間を切り、残り30kmを3時間かけて走る。
これがサブ9目指して僕が思い描いていた計画である。

しかし、今の現実は少しだが6時間を超えた、しかも走っているペースはキロ6分に近づいてきてしまっている・・・「余裕なさ過ぎやな。」

でもまだ望みはある。残り30kmを普通にジョグしたらええだけやんか、普段なら30kmを普通にジョギングすればなんて事なく3時間弱で走れるのだから。

そう自分に言い聞かせる。

だがしかし、75km地点通過のラップタイムは30分3秒。
ついにキロ6分ペースまで落ち込んでしまった。もうサブ9に向け、全く余裕が無い。

そしてこの頃だろうか?後ろから来るランナーさんに凄い勢いで追い越された!
「え?なんでここまで来てそんなにスピードあるの???」

少し冷静になるとすぐにわかった。ナンバーカードの色も違うし、50kmのランナーさんやな。
100kmのランナーさんも前を走っている。でも50kmのランナーさんと走り方を見比べると随分違うものだ。僕も前半戦はちょっとくらい軽やかに走れていたのかな?などと思う。

たしかこの75km過ぎ辺りでも、強烈な向かい風を感じた記憶がある。そしてサロマ湖東側の砂嘴へ向かう交差点を左折した時に、ワッカを折り返してきた2名のランナーさんとすれ違う。
走り終えてからわかったのだが、この場所はゴールまで2km強の場所である。すれ違ったランナーさんは100km近く走り、ゴールタイムは恐らく7時間前半、とてもそんなに走ってきたとは思えないスピード、フォームである。トップランナー達が走るあの光景、ちょっと脳裏に焼き付いています。

ワッカ原生花園

先ほどの場所から少し走った場所のエイドで給水。
そして砂嘴の入口あたりに差し掛かった頃だろうか?80km地点を通過する。

80km-7時間04分23秒(32分30秒)
精神的なキツさもピークを迎えるこの頃、完全にキロ6分ペースも維持出来なくなってしまっている。そしてこの直後、40km辺りで追いついた黄Tシャツの背の高いランナーさんに追い越された。
「サスガですね~、僕はもうダメですわ~。」

既に多くのランナーさんに追い越されてはいるのですが、僕なんか、まだまだ経験不足なヒヨッコウルトラランナーなんやなと感じた瞬間でもあった。

目の前が開けた!
オホーツク海と、まさしく原生する植物達!思わず左右を見渡してしまいました。それでもこれまで走ってきた疲れが癒えるわけではない。
「ここだけを走りに来たら、どんなに気持ちいいことやろうな?」などと思いつつ、疲労のピークにこんな絶景を見させるコース設定を少々恨めしく思ったりする。

絶景の中、疲れた身体を前に進める。
「いったいどこまで行けばいいのだろう?」

背中を向いた距離表示を振り返って見てみると、93km地点となっている。
さっき84km地点を過ぎたところやったな。ということは、90km手前くらいが折り返しか?とぼんやりとした頭で考える。

後半は全てのエイドで多すぎるほどの給水をしてきた。その影響からまたもや小用をもよおしてきた。トイレを見つけ、迷わず入る。
そして85km付近のエイドだったでしょうか、ボランティアさんからスイカを手渡して貰った。がっ、落とした~!「ごめーん!」と言いながらテーブルに置いてある別のスイカをいただく。

美味い!

85km地点での5kmラップは34分11秒。
トイレのロスもあるが、キロ7分ペースに近づいてきた。もうサブ9は奇跡でも起きなければ無理やという気持ちになっている。昨年のしまなみの記録を上回る事、最後まで走りきる事に目標を置きかえる。

それにしても遅くなった、前半はあれほど早く感じた5km毎の体感的通過時間。
今は1km進むのも長く感じる。スピードが半分に落ちたわでもないのに、体感的経過時間は倍以上のような感覚だ。

背の高い黄Tシャツのランナーさんとすれ違う。先ほどから10kmほどの間で2km近く差を付けられたようだ。
そしてようやく辿り着いたワッカ折り返しを折り返していく。今まで感じていなかった風が正面から吹いてくる。でも強烈な向かい風ではない、ペースも落ちてしまったし、それほど走りに影響を与えるものでもない。
まずは砂嘴の出口目指して足を進めよう。

ここまで来てもしっかりとペースを刻んでいくランナーさんにどんどん追い越されていく、競歩で参加している方にも追い越された!凄い、素人目であるが、ここまで来ても力強い競歩フォームや。
しかし、元気な方ばかりじゃない、歩きを交えているランナーさんも前にいるし、すれ違うランナーさん達の中にもかなり消耗してしまっている方もいる。

90km、8時間11分59秒(33分25秒)
残り10km、この期に及んで「最後10kmだけ4分半ペースで走れたら・・・。」そんな奇跡が起こるはずもない。ゆっくりでもいいからとにかく走り続ける。そうすれば着実にゴールは近づいてくるのだ。

95km地点、8時間46分59秒(35分00秒)
とうとうキロ7分ペースにまで落ちちゃったな~。そして極短いが、急な上り坂があり、ここに距離表示の看板がある。96kmではなく残り4kmとなっている。

ゴールへ

距離表示が残り○kmとなり、ようやくゴールに近づいてきたんやな。という気持ちになってきた。
そして砂嘴から抜け出し、残り2kmの表示が見えてきた。

もうすぐ終わりや~!という気持ちの中に、小さくだが「もう終わりなんだな。」という名残惜しい気持ちも出てきた。去年のしまなみではこんな気持ちにはならなかったと思うが・・・?

残り1km
最後のラストスパートだろうか?数人のランナーさんが追い越していく。沿道から応援を受け、「ありがとう。」と応じる。

「ゴールはどこだろう?そういえば完走証はゴール写真入りのはず。」
ゴールシーンは1人になるように!なんて計算が働いてしまった。^^

後続ランナーさん、タイミング悪く追いついてこないでねー!と思いながらグリコのポーズでゴールイン!!

終わった!
タオルを掛けてもらい、RCチップも外してもらう。
まずはゴールした安堵感でいっぱいになる。アイシング用の氷を貰い、頑張った脚を冷やし、しばらくその場に佇む。

ゴールイン!
ゴールイン!

カーリングホールへと荷物を受け取りに行く。
すぐに子供が持ってきてくれた。「早いやん!ありがとう。」しっかりした運営をここでも感じさせてもらいました。

その後、着替えを済ませ、至福の一杯を口にする。
結局去年のしまなみと同じような展開やったなぁ~、次の丹後ではどういう風に走ろうか?なんて考えながら・・・

ゴール後の会場
ゴール後の会場

現実世界へ

レースも終わり、2泊目の宿で温泉につかり、お腹いっぱい食べ、飲んで余韻に漬る。
翌日はプチ観光をして帰路につく。

関空に降り立ち、リムジンバスで守口へ。
都会の喧噪の中へ戻り、現実世界へと引き戻される。

そうして、日常から離れた旅は終わったのである。

おまけ

サロマを走った翌日は飛行機搭乗までの時間を利用してプチ観光ツアーとなりました。その時の写真を載せときます。

美幌峠

まずは快晴の中美幌峠へ。屈斜路湖を上から望みます。

美幌峠から屈斜路湖を望む
美幌峠から屈斜路湖を望む

帰宅後気づいたけど、下の写真の中に未確認飛行物体発見です。次男くんにUFOやでー!と見せたけど、ヘリコプターやろ!と言われてしまった。^^;

どれがUFOかと言うと、写真中央から右上よりのゴミが写ったようなとこね。

UFOらしき物?が写り込む
UFOらしき物?が写り込む

屈斜路湖

屈斜路湖畔に下りてきました。ここは砂湯といって砂浜を掘ると温泉が出てきます。浜辺の水も熱い!

屈斜路湖
屈斜路湖

バスガイドさん一押し!日本一おいしいクレアートのソフトクリーム400円也。まいう~♪

日本一おいしいクレアートのソフトクリーム
日本一おいしいクレアートのソフトクリーム

で、こちらがそのソフトクリームを売っているお店です。

日本一おいしいソフトクリームを売っている店
日本一おいしいソフトクリームを売っている店

摩周湖

めっちゃいい天気!摩周湖へとやってきた。

摩周湖
摩周湖

霧の摩周湖とよく聞きますが、ちょー珍しい霧の無い摩周湖です。初めて摩周湖に来て、尚かつ霧のない光景を観た者は、男性なら出世が3年遅れ、女性ならば婚期が3年遅れるらしい・・・出世遅れ確定ですな、、。

霧の無い摩周湖
霧の無い摩周湖

なんて花?

昼食を食べた“じゃがいも館の前。なんていうお花かな?

なんという花でしょう?
なんという花でしょう?

北海道の道

こちらも“じゃがいも館”の前で撮った北海道の道です。

じゃがいも館前の道
じゃがいも館前の道

上の写真を撮った場所から振り返り、撮影した道ですよん。

これもじゃがいも館前の道
これもじゃがいも館前の道

オホーツク海

最後に寄った海鮮市場から眺めたオホーツク海です。

オホーツク海
オホーツク海

当初の目論見は脆くも崩れ去りましたが、結局オフィシャルツアーで行って良かったなと思っています。

全て個人手配をしていたら、いろいろと煩わしい事もあったやろうし、こんな観光も出来なかっただろう。沢山ある素晴らしい景色のごく一部でしょうけど、北海道の雄大な景色を堪能出来ました。

2006年7月12日 なっかん


著者の砂田貴裕さんは、1998年のサロマ湖100kmウルトラマラソンで6時間13分33秒という、現在も破られていない世界記録保持者です。


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なっかん
ダイエットがきっかけで走りはじめた市民ランナーですが、現在はゆっくりのんびりジョガー。ギターやウクレレも楽しんでいます。レベルは中級くらいかな?

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