ギターをアメリカから個人輸入した備忘録

ギターをアメリカから個人輸入した備忘録

アイキャッチ画像は以前アメリカ出張に行った際、出張先から車を2時間くらい運転して行ったThe Rock and Roll Hall of Fame and Museumで撮った写真です。五大湖の一つであるエリー湖の湖岸、Clevelandにあります。

Cedar Pointという絶叫マシンだらけのテーマパークも近く(と言っても100kmくらい離れているかも?)にあるので、機会があれば行ってみればどうでしょう?って誰に言ってる??(笑)

下記リンク先がロックンロールの殿堂”The Rock and Roll Hall of Fame and Museum”の場所です。この辺りから西へ行くと、Sanduskyという街があるのですが、その辺りに”Cedar Point”はあります。


では本題。旅行にも持って行け、尚且つ普通に使えるギターを探し、旅行に持って行けるセカンドギターを探すというエントリーを先日書いた。そして「よっしゃ!これや!!」と感じたギターを入手しました。

それが下の写真のギターなのですが、ネットで調べてみても日本では販売していないようだ。それどころかこのギターに関する日本語のサイトは1ページしか引っ掛からなかった。どうやら日本で購入するのは難しそうなので、思い切ってTraveler Guitar LTD EC-1のページでポチッとして購入した次第です。その際の手続きや輸入に要した日数などを備忘録として残しておきます。

アメリカから個人輸入した"Traveler Guitar LTD EC-1"
アメリカから個人輸入した”Traveler Guitar LTD EC-1″

この記事最後のまとめに個人輸入に要した日数や費用、要点についてまとめてあります。ちょっと長い記事になってしまったので、お急ぎであればそちらへどうぞ。

スポンサーリンク

海外から個人輸入する際の注意事項

インターネットを利用すれば、自宅に居ながら世界中どこでも買い物が出来る便利な時代になりました。とはいっても、言葉の問題があるのでどの国でも自由に買い物が出来るわけではありません。少なくとも多少は言語を理解出来るショッピングサイトで買い物をする事になります。私の場合、英語力は中学生レベルかと思いますが、英語のショッピングサイトから何度か買い物をしたことがあります。そんな私が感じる海外ショッピングサイトで買い物をする際の注意事項です。

信頼できるサイトで買い物する

旅行ギターについて調べていたら、某国の方が作ったと思われる怪しげなサイトもいくつか引っ掛かったのだが、サイトを見れば日本語がおかしかったり、価格が安すぎたりしてなんとなく怪しいサイトだとわかる。しかし、言葉がわからない海外サイトではこの見分けが難しいので、やはり名の通った大手サイトで買い物をするのが安心だ。

私が海外で買い物をする際にまずチェックするのがAmazon.comです。買い物の目的によっては専門的なショップで買い物をする事もあります。Amazon以外で海外から買い物をしたショップはこちらです。

  • Sheet Music Plus(楽譜専門ショップ)
  • EXPANSYSicon(スマホなどのデジタルガジェットの販売。日本語サイトです。)
  • Traveler Guitar(今回ギターを購入したサイト。)

トラブル対応は全て自己責任

日本語対応が可能なショッピングサイトならまだ交渉もやりやすいだろうが、そうでない場合は大変だと思われる。幸いにも私は今までトラブルに遭ったことはありませんが、初期不良品に当たった場合など、ショッピングサイトへの連絡や返品を自分でやらなければなりません。それと輸入手続きにおいて、税関で引っ掛かった場合も自分で手続きしなければならなくなります。ギターの場合、日本への輸入規制対象となっている材料を使っている場合があるので要注意です。

というわけで、海外のショッピングサイトで買い物をする場合、国内サイトで買い物をするよりリスクが高くなるので、その覚悟を決めた上でポチッとしましょう!

PayPalアカウントを登録する

クレジットカードを使ってインターネットショッピングをする事に不安を感じる方もまだまだいらっしゃいます。海外サイトでの買い物になるとこの不安も一層高くなりますが、PayPalを使って決済することにより、リスクを低減する事が出来ます。

引用元: ペイパルとは-ペイパルを使うメリット-PayPal(ペイパル)

ペイパルは大切なカード情報をオンラインショップに伝えずにしっかり守るので、情報の漏えいや悪用の心配がなく、より安全にお支払いができます。

要するに私達のような購入者に代わってPayPalがショッピングサイトとの決済を行い、購入者はPayPalにクレジットカードで支払うというイメージです。クレジットカードの情報はPayPalだけに登録しておけば、ショッピングサイトには渡らないということです。

PayPalで決済できるショッピングサイトは信頼できると判断しても良さそうですが、万が一悪徳業者であった場合も安心なシステムがあります。詳しくは下記リンク先を参照ください。

PayPalに新規登録はこちらから出来ます。PayPalを使ってより簡単・安心なお支払い

私が登録した頃は英語しか対応していなかった記憶があるのですが、今は日本語対応してるので登録も簡単ですね。

ギターを購入する

今回私が購入した”Traveler Guitar LTD EC-1″はAmazon.comでも販売しています。

Amazon.comで購入したらどこから出荷されるのか知らないが、遠路はるばる日本まで輸送されなければならないので、出来るだけ彼方此方に寄らない方がいいかと思い、販売元であるTraveler Guitar LTD EC-1で購入した。価格はどちらでも同じだったしね。ちなみにですが、Amazon.comではPayPalは使えません。けどサスガに信頼してよいでしょう。Traveler GuitarはPayPalも使えます。

PayPalで決済すると、ショッピングサイトでユーザー登録のような手続きをしなくても、こちらの名前や住所などの情報を自動的に入力してくれるので、とても楽ちんです。「英語で住所を表記するのどうだっけ?」などと悩まなくてもよい。

PayPalを使って手続きを進めたら問題発生!下記はAmazon.comでの場合ですが、同じようなメッセージが表示された。

Sorry, this item can’t be shipped to your selected address.

要するに「あなたの住所には送ることが出来ません。」ということです。輸出が禁止されているわけではないが、日本に発送出来ない商品が時たまあります。まあ多分、代理店との関係とか大人の事情があるのでしょう。日本で売る場合は利益を上乗せして販売したいからゴニョゴニョ、、、。なんていう。

だからといって諦めなくても大丈夫。日本にも発送出来る商品ならこのまま購入手続きを進めればよいだけだが、そうではない場合に利用出来るサービスがあります。

転送サービスを利用する

日本へ発送出来なければどうしよう?アメリカに親戚や友人が住んでいればそちらへ発送し、そこから日本へ送って貰えばよい。しかし、親戚や友人がアメリカに住んでいるという人は少数派でしょう。又、「知人に頼むのも悪いわ。」と感じる方に便利な転送サービスがあります。

私ももちろん、アメリカから荷物を発送して貰えるような知人がいないので転送サービスを利用しました。私が利用したのはSpear netという転送サービスです。サイトも日本語、荷物の到着メールなども全て日本語対応なのでコミュニケーションは全く問題ありません。会員登録は下記リンク先から出来ます。

会員登録を済ませSpear netにログインすれば、ページ左上の方に「お荷物受取センター住所」というリンクがあるので、これをクリックすれば荷物の発送先にする住所が表示されます。

ショッピングサイトに行き、転送サービスを利用する場合は、このSpear netの住所を送付先に指定し手続きを続けます。名前は、購入者の名前のままで構いません。というか、そうでなければSpear netに到着してから誰の荷物か分からなくなると思われます。

無事に購入手続きが終了したら注文の確認メールが届きます。これが日本時間で1月29日のこと。”Estimated delivery time is: 7 days.”と書かれていたので到着まで7日ほどかかりそう。日本と違って国土の広さを感じますね。

その翌日、1月30日にもう一度メールが届いた。今度は発送のお知らせです。このメールには”Your tracking number”が書かれていました。このトラッキングナンバーが届いたら、Spear netにログインして「転送依頼作成」をします。あとはSpear netに荷物が届くのを待つばかり。Traveler Guitarから発送された荷物の場合は、UPS: 貨物追跡情報でトラッキングナンバーを入力すれば荷物の追跡が出来ます。

こんな感じで表示されます。

UPS: 貨物追跡情報
UPS: 貨物追跡情報

2月4日にSpear netからメールが届いた。ギターの注文から6日目、商品到着のお知らせなのですが、このようなことが書かれていた。

下記の商品が到着しました。

LTD EC-1 (White)

こちらの商品、輸入規制対象の素材(マホガニー又はローズウッド)を使用しているため、下記の条件つきでの発送となります:

  1. 発送は宅配が不可な為、郵便のEMSとなります。発送依頼の際にはEMSをお選び下さい。
  2. 受け取りの際の事務手続き並びに手数料等は全てお客様の責任での対応となります。
  3. 万が一滅却処分となった場合の事務手続き並びに手数料等は全てお客様の責任での対応となります。
  4. 発送の際の歪み等による音質の変化等は補償いたしておりません。
  5. 梱包の際にEMSのサイズ(胴回り+長辺の合計が108inch以内)を超える場合は、やむを得ず箱を破棄しギターケースをバブルラップで巻いての発送になります。

この内容に対して、私の考え。

  1.  ☞ 費用は少し高くなるが、問題無い。
  2.  ☞ はい、わかりました。
  3.  ☞ 最悪の場合は覚悟しておこう。
  4.  ☞ これは楽器を送る場合は全てそうなんだろう。致し方ない。
  5.  ☞ 小ぶりなギターなので問題無いだろう。

ギターの素材としてよく使われるマホガニーとローズウッドは輸入規制の対象となっています。ワシントン条約に抵触するようですね。

参考リンク

上記1つ目のリンク先から引用すると、このようなことも書かれています。

■マホガニー、ハカランダ、象牙、鼈甲などを使用したギター
特に古いギター(1960年以前)を購入する場合には注意が必要です。一部のパーツに使用されている場合にも、輸入が禁止されます。また、これらのギターは高額なものが多いため、偽物が多くあるため、あまり輸入には向いていないものの一つと言えます。ギター以外にもタンスなどの木製家具類にもご注意ください。

私が購入したギターは、ボディーとネックにマホガニーが使われています。

引用元: Traveler Guitar LTD EC-1

Body: Carved Top Mahogany
Neck: Mahogany

私、専門家ではないので断定できませんが、素材としてのマホガニーやローズウッドを輸入して日本でギターを作るという目的なら輸入は難しいだろうと思うが、ギターという商品になった状態で部分的にこれらの材料が使われているのなら輸入出来るのではないかと思います。(上に書かれているような古いギターは別。)というのも、日本でもこれらの素材を使ったギターが販売されていることと、ギターを持って海外旅行に行く場合、税関でそこまで確認していないだろうと思っているから。これはあくまでも私が思っていることなので、正しくないかもしれません。

EMSで扱える荷物の大きさ

5番目の梱包サイズについては、EMS大きさ・重量制限一覧表 – 日本郵便で確認することが出来ます。アメリカの場合は最大長さ1.5m以内、長さ+横周2.75m以内となっております。

アコギなどを送る場合は注意が必要かもしれません。参考までに私所有のクラシックギター用ケースを測定するとこのようにな寸法です。ちなみに右側に写っているのが、ケースに入った状態の今回購入したギターです。左側は愛器のアメスタです。

クラシックギター用ケースのサイズ
クラシックギター用ケースのサイズ
  • 長さ: 1.06m
  • 横周: 0.43×2+0.2×2=1.26m
  • 長さ+横周: 1.06+1.26=2.32m

となり、この大きさなら最大サイズ以内に収まっています。アコギになると、ボディーがもう一回り大きいので要注意ですね。

最大の問題は税関で引っ掛かった場合なのだが、「まあ、なんとかなるだろう。」と比較的楽観的に捉えてSpear netにログインして発送依頼をかけました。

ひたすら待つ

発送依頼をかけたら決済メールが届くので、支払い手続きを行います。これが日本時間で2月4日。支払いが確認されると発送手続き完了のメールが届きます。このメールにEMSトラッキングナンバーが記載されているので、荷物の追跡をする事が出来ます。このメールが届いたのは、翌日の2月5日です。

あとは、ひたすらギターが届くのを待つだけですね。荷物の追跡は下記リンク先どちらでも出来ます。日本に届いてからは、日本郵便のページの方が更新が早いです。

荷物を追跡したイメージを両方ともアップしておきます。

USPS Tracking®
USPS Tracking®
EMS配達状況のご確認
EMS配達状況のご確認

無事到着

上の画像から、台湾経由で2月7日の深夜に関空着、2月8日に通関手続きを経て2月9日に無事に我が家へ到着しました。「通関手続中」という欄が3連発になっているので「あれ?引っ掛かったんか!」と思ったが、無事に通過しました。ただ、今回は何事もなく通関出来ましたが、どんなギターでも通関出来るとは限らないので、ギターを個人輸入する場合は、自分で対応する覚悟をしておきましょう。これと同じギターだとしても、通関担当者が違うと引っ掛かる事もあり得るかもしれませんね。

まとめ

このTraveler Guitar LTD EC-1を個人輸入するのに要した日数と費用などを最後にまとめておきます。

日数

  • 1/29(日本時間): Traveler Guitar LTD EC-1注文。
  • 1/30(日本時間): Traveler Guitar StoreからUPSトラッキングナンバーが載った「発送のお知らせ」メールが届く。
  • 1/30(日本時間): Spear netで「転送依頼作成」をする。
  • 2/3(米国時間): Spear netへの配達完了。
  • 2/4(日本時間): Spear netから「お荷物に関するお知らせ」と「商品到着」メールが届く。
  • 2/4(日本時間): Spear netへ発送依頼手続きをして料金を支払う。
  • 2/5(日本時間): Spear netからEMSトラッキングナンバーが載った「発送完了のご連絡」メールが届く。
  • 2/4(米国時間): Spear netからギター発送。
  • 2/7(日本時間): 台湾経由で関空着。
  • 2/8(日本時間): 通関手続き。
  • 2/9(日本時間): 自宅へ到着。

費用

  • Traveler Guitar LTD EC-1: $599.99(¥75,180-)
  • Spear net: 送料 $95.05, 転送手数料 $9, 郵便局事務手数料 $5, ポイント使用 $-1, 合計$108.05(¥13,203-)
  • 関税: ¥0-(楽器は無税)
  • 消費税: ¥3,300-(商品到着時に支払い)
  • 通関料: ¥200-(商品到着時に支払い)

個人輸入の場合、消費税は商品価格の60%が課税対象額になります。従って$599.99の60%(約$360)が課税対象額になり、この8%である$28.8が消費税額になります。

個人輸入のポイント

  • 面倒な手続き(通関、初期不良の返品など)が発生しても全て自己責任との認識で商品を購入する。
  • 直接日本へ送付出来ない商品は転送サービスを利用する。私はSpear netを利用しています。
  • ギターの場合は、ワシントン条約に抵触する素材を使ってることもあるので、通関時に手続きが必要な場合もある。最悪の場合は滅却される可能性もある。
  • EMSを利用する場合は梱包サイズに制限がある。EMS大きさ・重量制限一覧表 – 日本郵便で確認する。
  • 日本の消費税と通関料を商品到着時に支払う。
  • 関税がある場合は、これも商品到着時に支払う。(楽器は無税)

参考リンク


iPhoneを使って気軽にギターの練習が出来ます。私は iRig PRO楽天のポイントで買っちまいました。


ブログを気に入っていただけましたら、feedlyで購読していただけると嬉しいです。
follow us in feedly

関連記事

Related Posts

なっかん
ダイエットがきっかけで走りはじめた市民ランナーですが、現在はゆっくりのんびりジョガー。ギターやウクレレも楽しんでいます。レベルは中級くらいかな?

コメントを残す