エクスパンシスのホームページを見ていたら、革新的で面白そうなスマートフォンを見つけた。
それはロシア製のAndroidスマートフォンで表面(どっちが表かわからんけど)は通常のAndroid画面。そして裏面にも「Always-on Display」と呼ばれる電子ペーパーディスプレイを備えた両面ともディスプレイになっているスマートフォンです。(下記画像はエクスパンシスにリンクしています。)
上の画像はYotaPhoneの最新型でYotaPhone 2。私は知らなかったのですが、実は初代YotaPhoneというのもあったようです。日本では流通していなかったのかもしれませんけど。
参考リンク
- 液晶+電子ペーパー端末のYotaPhoneを操作してみた:MWC2013(YotaPhone)
- 電子ペーパースマホのYotaPhoneが大きくパワーアップ:MWC2014(YotaPhone 2)
上のリンク先、一つ目の記事が2013年2月26日、二つ目の記事は2014年2月26日に更新された記事のようです。初代YotaPhoneの方、素晴らしい発想のスマホとは思うけど、イマイチかっこいいとは思えないのであまり物欲をそそられないが、YotaPhone 2の方はわずか1年くらいで随分と洗練されたデザインになっており、一目見た瞬間に「これ欲しい!」となってしまいました。
電子ペーパーディスプレイって?
YotaPhone 2で注目なのは、「Always-on Display」と呼ばれる電子ペーパーディスプレイの方。電子ペーパーというのは、Kindle Paperwhiteなどの電子書籍リーダーによく採用されているディスプレイでzKindle Paperwhiteでは「e-ink スクリーン」と呼ばれているものです。
引用元: 電子ペーパー – Wikipedia
電子ペーパー(でんしペーパー)とは、紙の長所とされる視認性や携帯性を保った表示媒体のうち、表示内容を電気的に書き換えることができるものをいう。
引用元: E Inkとは 〔 イーインク 〕 – 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典
米マサチューセッツ州のベンチャー企業が開発した超薄型ディスプレイの名称。企業名や商標にもなっている。2002年6月に発表された。
私も2012年モデルのKindle Paperwhiteを持っていますが、読書をするならタブレットよりも目に優しく読みやすいです。
製品仕様
YOTAPHONE 2 (YD201) LTE, 32GB,SIMフリー Black – EXPANSYS 日本(リンク切れ)から。
- OS: Android 4.4 KitKat
- プロセッサ 2.2 GHz / クワッドコア / Qualcomm® Snapdragon™ 801
- メモリ: ストレージ: 32 GB / RAM: 2 GB
- ディスプレイ:カラースクリーン: 5インチ / フルHD AMOLED / 解像度: 1920 x 1080 ピクセル/ 442 ppi | Always-onスクリーン: 4.7インチ / 電子ペーパーディスプレイ/ 解像度: 960 x 540 ピクセル/ 16-レベルのグレースケール / 235 ppi
- カメラ:メイン: 8メガピクセル/フラッシュ: LED /ビデオ: 1080p | 前面: 2.1 Mメガピクセル
- ネットワーク: 4G: LTEバンド 3/7/20 / 3G: バンド1/2/5/8 / GSM: 850/900/1800/1900 MHz
- SIM タイプ: Nano-SIM
- ワイヤレス: Bluetooth 4.0 / Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac / NFC
- 接続: ジャック3.5 mm / micro USB
- GPS: A-GPS, A-GLONASS, BeiDou
- センサー:加速度センサー、近接センサー、周辺光センサー、コンパス、ジャイロスコープ
- バッテリー: 2500 mAh / ワイヤレス充電
- 重さ: 145 g
- サイズ: 144.9 x 69.4 x 8.95 mm
- 同梱物: YotaPhone 2 YD201, ヘッドセット, USBケーブル, 充電器 YDC101g-b, SIM Ejector Pin, 書類
私の希望を言えば、ディスプレイサイズが5インチなのが少し物足りない。6インチくらいの大型ディスプレイであれば電子書籍リーダーの代わりにもなりそう。iPhone 6 Plusで電子書籍を読めない事はないが、やはりもうちょっと大きい方が良いと感じますからね。けど、電子ペーパーならまた違うのかもしれませんが。
日本語ロケールは標準搭載されているようですが、電子書籍リーダーとして使う場合、日本語の縦書きにも対応しているのかどうかが気になるところ。関心があれば下記リンク先を眺めて悩んでみて下さい。
参考リンク
ここから下はおまけ。
ロシアの情報通信事情
ロシアからこういった革新的な電子機器が登場してくるとはちょっと意外でした。てか、ロシアのスマホ事情なんて全く知らんがな。なのでちょっくらググってみた。
携帯電話市場
2013年3月現在のロシアの移動電話加入者数は約2億6,361万件に達した。また、2012年12月末時点での移動体通信普及率は複数のSIMカード保有などにより、184.8%に達している。プリペイド式SIMカードが販売されており、SIMロックフリーの端末が幅広いラインナップで提供されている。
2012年に入ると、ロシアでLTEサービス開始の動きが相次いだ。2012年1月、スカルテルは、ノボシビルスクとシベリアで、ロシア初のLTE商用運用を開始した。また5月には、中国のHuaweiと、モスクワ初の商用LTEサービス開始している。HuaweiはスカルテルにLTEソリューション「SingleRan LTE/EPC」を提供し、2.6GHzの商用LTEネットワークを敷設した。ロステレコムとともに、2014年の冬季オリンピックの公式パートナーとなっているメガフォンも、5月に開催都市ソチでLTEサービスを開始したと発表した。メガフォンのLTEサービスはモスクワ、クラスノダール、ノボシビルスクで既に開始され、LTE対応機種も同社小売店で販売している。
携帯電話普及率は2年ほど前で180%越え、今では200%くらいになっているかもしれません。1人で2枚以上のSIMカードを持っている人が多いのでしょうね。LTEサービスも開始されているので、思っていたよりも活発に携帯やスマホを活用されているのかも?
ロシア製スマートフォンを製造しているメーカーについて調べてみたが、YotaPhone以外には見当たらなかった。下のリンク先記事を読んだところ、YotaPhone 2を組み立てているのは中国企業のようです。
Amazonでも購入出来ます。が、エクスパンシスの販売なので直接エクスパンシスから購入した方がお得です。
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