相変わらず中国に出張中ですが、アイキャッチ画像は先日香港に行った際の写真。生憎の天候だったので、良い景色はあまり見ることが出来ませんでした。残念!
こちらでの昼休みは、だいたいお昼寝タイムになっているのだが、私はその間にKindle Voyageを使って読書をしている事が多い。電子書籍なので日本から何冊も本を持って来る必要もなく、とても便利だ。そして、Kindle Voyageを持ってから読書する時間が増えた。わざわざ書店まで行かなくても本を購入出来るってところが大きいのかなと思う。しかし、街の書店が少なくなってきているのは、私のような人が増えたからだろうか?それとも単に人々が本を読まなくなったから???
そんなこんなで、私が最近読んだ二冊を紹介します。
山田昭男の仕事も人生も面白くなる働き方バイブル
まずはこの書籍、日本一のホワイト企業と言われる未来工業創業者である山田昭男氏の著書である。
この頃、長時間労働が問題になっており、時たまニュースでも見かけます。残業時間の上限規制が100時間未満となりそうなんだが、まあ、呆れるばかりである。今まで上限規制が無かったから、規制が出来ただけでもマシという考えもあるかもしれないが、これはもう完全に経営側の考えが古くさすぎることと、従業員に対するリスペクトの無さというものを感じます。
参考リンク: 安倍首相、過労死基準の100時間まで残業OKのトンデモ法案…逆に違法な闇残業蔓延も | ビジネスジャーナル
このような世の中なので、山田昭男氏はどのような考え方でホワイト企業を作ったのか興味があったので、この書籍を読んでみました。
ホワイト企業っぷり
まずは、未来工業株式会社がどれほどのホワイト企業っぷりか書籍から引用させていただく。
- 就労時間は1日7時間15分で、残業は原則禁止
- 年間休日は140日で、「日本一休みが多い会社」として表彰されたこともある
- 終身雇用と年功序列型賃金で、育児休職は最大3年
- 社員全員が正社員で、希望に応じて70歳定年制
- 60歳時の再雇用ではないので、60代のヒラ社員で年収700万円台が数名いる
多くのサラリーマンの皆さんには、信じがたいのではないでしょうか。これは凄いと思うのだが、本来なら全ての会社がこうであっても良いはずなんだ。いつの時代からか、残業時間が増え長時間労働が当たり前のようになってしまった日本ですが、仕事なんか週40時間で終わるようにしなければいけないのだ。もっと稼ぎたければ副業をすればええと思う。
働き方に関する87の言葉
この書籍には山田昭男氏の87の言葉として働き方に関する言葉が掲載されています。私が読んでいて感じたのは、大まかに下記3点についてを書かれています。
- 社員に仕事を任せ、自ら働いてもらう事。
- 徹底的に無駄を省くこと。
- 逆転の発想。
書籍の中から、また二点ほど引用させていただきますが、当たり前と言えば当たり前過ぎますね。残業代を支払うということは、その分割増分の人件費が上がるということで、利益を出しにくいですわな。
無理な大量生産のためには社員に残業をさせる必要があるが、残業手当は基本給の25%増しで、午後10時以降の深夜残業は50%増し。なおかつ、製品単価まで安くしたら、儲けるのは難しくなるにきまっている。
確かに、同じ職場で同じ仕事をするなら雇用形態によって賃金が違うのは納得いかないだろう。軽い仕事をパートさんにお願いするということは、当たり前にあることだが、それもしないというのは凄い割り切りだと思う。
人件費のカットが大流行りだが、正社員の半分の給料で働かされる契約社員や派遣社員、パートさんの気持ちを考えたことがあるだろうか? それで、正社員と同じだけの忠誠心や愛社精神をもって働いてくれるだろうか?
私自身も、長時間労働ってしたことあるが、やっぱ月100時間超えるとかなりしんどいです。この10年くらい、そういう働き方は私自身も否定的なので、自分がコントロール出来る場所では原則として定時で終えるようにしている。現在滞在している中国では残業など殆ど無い。中国の労働環境について詳しく知らないが、私の周辺に見えている方々はそこそこ幸せに生活されているように感じます。労働について日本は特殊過ぎだと思われる。
左遷社員池田 リーダーになる
こちらはKindle Unlimited 読み放題で見つけ、読んでみました。なんだかドラマ化の話もあるらしいですよ。内容は、あるサラリーマンが二代目社長が就任してから左遷されながらも、元常務に助けて貰いながら会社の中枢部に戻っていく物語です。
ポイントは、二代目社長になり、経営方針がガラッと変わってしまい、古くからの従業員には働きづらい会社になってしまうこと。そのような会社になってしまったが、社員にやる気を出して貰うにはどうしていけば良いか。主人公である池田社員の奮闘物語です。
意欲を持って働いて貰うにはどうしたら良いか?という点については、山田昭男氏の著書と共通する考え方があります。
今更働き方の本を読んだところで、今後自分自身の働き方がそう変わるとも思えんが、感心というか、こういう考えもあるんだと感じる部分は多々有りました。仕事だけではないが組織というのはリーダー次第で全く変わってしまうこともよく分かります。残業の上限100時間とか言っている方がリーダーなんて何考えてんの?それは貴方方経営者がするべき仕事だよね。出来ないなら人の使い方を考えて効率良くやりましょう。
Amazon プライム・ビデオで福家堂本舗を観た。Amazonオリジナルのようなで、Amazon プライム会員しか観られないのかな?アラフィフおやじが観ても背中がむず痒くなるようなラブストーリーなのだが、このようなドラマを観る世代がプライム会員にいるのか?などと思いつつ、全部観てしまいました。
一話30分くらいなので、寝る前にお気軽に観られるのが良い。
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