Easy Running 練習館 60代市民ランナーのマラソン練習記

なっかん

還暦ランナーの再挑戦ストーリー

きっかけは2001年、35歳の頃でした。増えていく体重に危機感を覚え、ダイエットの一環として走り始めたのが最初です。

最初のうちは2ヶ月ほど軽く食事制限などしていたのですが、思うように体重が減らず…。そこで仕方なくジョギングを始めてみることにしました。

もともと走るのは大の苦手。週1回だけと決めて始めたのですが、初日は200mほどでギブアップだったように記憶しています。それでも「週1だけ」と割り切って続けているうちに、少しずつ距離も頻度も増えていきました。

数ヶ月経った頃には、「あれ?走るって意外と気持ちいいやん」と感じるようになり、休日にはロング走(30km以上)までやるようになっていました。そうなると、「マラソン大会にも出てみようかな?」という好奇心が湧いてきて、そこからランニング沼にハマっていくわけです。

当時はダイエットやマラソンに関するホームページを運営しており、自分のサイトやネット上のランニングクラブ「@hieve」で知り合った仲間たちと大会に出たり、打ち上げを楽しんだりしていました。

当時のマラソン自己ベスト

この頃が、まさに一番マラソンに夢中だった時期です。その後は記録を追うような走り方はしなくなり、大会からも少しずつ遠ざかりました。ラン仲間とも疎遠になってしまいましたが、大阪マラソンだけは第一回からコロナ前まで毎年申し込んでいました。もっとも、抽選は全滅。もし当たっていたとしても、「当たったなら走るか」くらいの軽いノリだったと思います。

最後にマラソンを走ったのは2013年の淀川寛平マラソン(たぶん第一回?)。記録は4時間39分23秒で、完全にファンラン。翌日のダメージもほとんどありませんでした。

その後は走る熱量もすっかり下がってしまい、10kmちょいのジョギングを細々と続ける日々。とはいえ、お酒は飲むし、食事制限も特にせず…気づけば体重が増加。そして還暦も近づき、健康診断の数値も悪化してきました。ジョギングばかりで月間300km走る月もあったが、それでも体重増加することもあったもんね。

そんなわけで3ヶ月ほど前から「普段はお酒を飲まない」と決めてみました。体重も少しずつ減ってきていますが、それでもマラソン全盛期より4〜5kgは重い状態です。このような状況でありながらも、「還暦市民ランナーとして久しぶりにフルマラソンに挑戦してみるか!」と思い立ったのが9月初旬。大阪マラソンに申し込もうと思ったら、すでに締め切られていました。

そこで近場でお手頃な「大阪・淀川市民マラソン」(11月2日開催)にエントリー。思い立ってからわずか2ヶ月の準備期間ですが、60代でサブ4を目標に練習を積んでいます。最初にフルマラソンを走ったのもこの大会でしたしね。なんと初フルで3時間5分台という好記録で完走した喜びと同時に疲労困憊という言葉の意味を実感した日でもありました。

そんな“還暦市民ランナー”のマラソン練習記を、これから少しずつ綴っていきます。

大会参加記

練習記

月間記録