Easy Running 練習館 「第27回 大阪・淀川市民マラソン」完走記

なっかん

「還暦を記念してマラソンを走ろう!」と、2ヶ月前に思い立って参加した「大阪・淀川市民マラソン」。20年ほど前は、市民ランナーとしての憧れだったサブスリーを達成していましたが、その後は健康維持のジョギングを続ける程度でした。わずか2ヶ月の練習ですが、ジョギングといえども走歴は20年以上。最近の30km走では、5分半ペースで走り切ることもできました。なので30kmまでは問題なく走れ、それ以降粘れればサブ4達成できると踏んでいたのだが。

参加結果

完走証から。

以下の表は自分のGarminで記録したものを5km毎にまとめたものです。

km Split Lap m:ss/km
50:29:050:29:055:49
100:56:200:27:155:27
151:23:250:27:055:25
201:50:450:27:205:28
252:20:040:29:195:52
302:53:270:33:236:41
353:30:260:36:597:24
404:09:120:38:467:45
42.254:25:480:16:367:23

所感

まずトイレ。会場に到着したのは7時半過ぎ頃、それなりに水分摂取してきたのでまずトイレに行くが、長蛇の列。そして準備をしてからスタート前にもう一度トイレに行っておく。が、先ほどよりも長い列。

ようやく順番が回ってきてトイレを済ませ、スタート地点に向かっている頃に丁度スタート時間になった。なので最後尾付近からのスタートになってしまいました。申込タイムをどれくらいにしていたのか忘れましたが、A〜HまであるブロックのうちCブロックになっていたので、想定よりもかなり後ろからのスタートでした。それと、トイレには自分より後ろにも多くの方が並んでいたので、その方々は大幅にスタート時間が遅れたと思われる。

前半戦

最後尾付近からスタートしたので、スタート地点に到達したのは、号砲から3分近く経っていたかと思います。最初は混雑による渋滞でゆっくりスタート、少しバラけてきたら前に出ようとしたり、前が詰まってスローダウンしたりと4〜5km近くまでそのような走りでした。4km地点でのラップが5:32/kmになったので、凡そ設定ペースくらいになってきた。あとはこのペースを維持し、30kmまで走ることが目標というところでした。淀川河川敷の風も枚方方面に向かう序盤ではさほど感じず追い風気味だったと思います。

10kmを越えて最初の折り返し。ペース維持は問題ないが、徐々に向かい風が強くなり、会場に戻ろうかという頃にはかなり強い向かい風になってきた。ペースはなんとか維持できているが、足裏と右足人差し指辺りに痛みが発生してきた。30kmまでは行けるはずという想いと、これは無理かも?という体感である。

シューズは一週間前に新調したのを履いている。通常このような冒険はしないのだろうが、手持ちのシューズでも20km以上をそれなりのペースで走ると足裏に痛みが発生する。なので一か八かになってしまったのだが、シューズと合わせてインソールも新たに試してみた。ただ、シューズは通常ワイドサイズを選ぶのだが、ショップにはワイドサイズが無かったので、ワンサイズ大きめにした。しかしながら、これでも幅が合わなかったようで新しいシューズは裏目に出てしまった。

後半戦

ハーフ地点となる会場を過ぎ、川下となる十三方面へ。足の痛みとともに強い向かい風が気持ちを萎えさせる。ここらでサブ4は諦め、完走目的に切り替える。30kmまでは行けるだろうと思っていたので、ちょい悔しい。右足の痛みは徐々に増していくので、余計にスピードを落とさざるを得なくなってきた。普段は通れない淀川大堰の上で立ち止まり、シューズを脱いで右足指をマッサージ。これで少し復活してまた走り出す。左足にも鈍痛を感じていたが、こちらは自宅に帰ってからマメが潰れていたことに気づいたのでした。

その後は足が痛まないよう、2回ほど立ち止まり足指のマッサージ、そしてゆっくり走りながらゴールを目指しました。ゴール前にQちゃんがハイタッチしてくれたのは嬉しかったです。なんとかゴールしたあと、久しぶりの達成感と非日常的な感覚に暫し浸りました。

今回の反省点

  1. 最初の渋滞は流れに任せる。今回、前に行こうとしたり前が詰まってペースダウンしたりで消耗してしまったかもしれないので。
  2. 大会では新しいシューズを履かない。少なくとも30km走を試したものにする。
  3. 足裏に痛みが発生するので対策が必要。これは以前からの課題だが、インソールで解決できないか?

ガーミンのレース予想やAI診断でもサブ4が可能と言われたので、つい調子に乗って目標にしていましたが、ちょっと無謀でしたね。キロ6ペースくらいでの完走を目指した方が良かったと思います。これまでジョギングを継続していたとはいえ、わずか2カ月のマラソン練習では長距離を走るための器が出来ていないと実感しました。まずはその土台作りが一番重要と思います。来年もこの大会に参加し、この年齢でどこまで伸ばせるかチャレンジしてみます。

今大会では「フルを舐めるなよ!」と見事に跳ね返されてしまいましたね。中々思ったように走らせてもらえないフルマラソン、だからこそ納得の走りが出来るように取り組んでみたくなるものですね。

第27回 大阪・淀川市民マラソン会場風景


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