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Easy Runningプログラミング素人がAIと協働してブログシステムを構築した話

このサイトでは、AIとともに開発した自分専用のブログシステムを使っています。その経緯とこれからの時代、専門の技術者でなくとも開発や設計が出来る世の中が現実になりつつあると感じています。そのようなことも含めて綴ってみます。

きっかけ

私はプログラミングの素人だ。わかるのはHTMLと基本的なCSSくらい。PHPやJavaScriptは読めないし、書けない。

それでも、2025年12月から2026年1月にかけて、AIと対話しながら本格的なブログシステムを構築することができた。WordPressから313件の記事を移行し、アフィリエイト連携やスパム対策を備えた掲示板まで統合した、2,000行を超えるコードを持つシステムだ。WordPressの記事に関しては、見直しが必要なので追々追加していくことにしています。

この経験を通じて、AIと人間の協働について考えたことを書いてみたい。

私が持っていたもの、持っていなかったもの

持っていなかったもの

  • プログラミングスキル
  • PHPやPerlの知識
  • データベース設計の経験
  • セキュリティ対策の専門知識

持っていたもの

  • 「こういうブログが欲しい」という明確なイメージ
  • 20年以上のWeb運営経験
  • 「この機能がないと困る」という実践的な感覚
  • 問題が起きたときに状況を説明する力
  • 何度でも試行錯誤する粘り強さ

結論から言えば、後者のほうが重要だった。

AIとの協働で何ができたか

具体的に、何を作り上げたか

  • 軽量なブログエンジン:データベース不要、テキストファイルベースで記事を管理
  • カテゴリ・タグ・予約投稿:必要な機能を一つずつ追加
  • Amazon・楽天のアフィリエイト連携:API認証やキャッシュ処理も含む
  • 2つの掲示板システム:スパム対策、画像アップロード、CAPTCHA認証
  • セキュリティ対策:CSRF対策、XSS防御、多層フィルタリング

プロの開発者に依頼すれば、かなりの費用と数ヶ月はかかる規模だと思われる。

私がやったのは「こういう機能が欲しい」「ここがうまく動かない」「スパムが来たので対策したい」と伝え続けることだけ。AIがコードを書き、私がテストし、問題があれば報告する。この繰り返しだった。

本業の機械設計に置き換えて考える

私の本業は機械設計だ。この経験から、ふと思った。

機械設計の知識がなくても、「どのような設備が必要か」をよく理解している人なら、同じようにAIと協働して良いものを創り上げることができるようになるのではないか。

たとえば

  • 製造現場で20年働いてきた人が「この工程にはこういう装置が必要」と説明する
  • AIが設計の基本構造を提案する
  • 現場の人が「ここは作業者の動線を考えると使いにくい」とフィードバックする
  • AIが修正案を出す

これを繰り返せば、専門の設計者でなくても、実用的な設備設計ができるようになるかもしれない。

もちろん、安全基準や法規制、材料特性など、専門家の検証が必要な部分は残る。しかし「ゼロから設計者に依頼する」のと「7割完成した図面を見てもらう」のでは、コストも時間も大きく違う。

これからの時代に重要な人材

この経験から、これからの時代に価値を持つ人材像が見えてきた。

「専門技術」よりも「何が必要かを理解している力」

  • 現場を知っている人
  • ユーザーの気持ちがわかる人
  • 「これでは困る」「こうあるべき」を言語化できる人
  • 完成まで粘り強く対話を続けられる人

プログラミングができなくても、設計ができなくても、「何を作るべきか」を明確に持っている人は、AIを道具として使いこなせる。

逆に言えば、「言われた通りにコードを書く」「指示通りに図面を引く」だけの仕事は、AIに置き換わっていく可能性が高い。

変わるものと変わらないもの

道具は変わった。鉛筆からCADへ、そしてAIへ。

しかし、変わらないものもある。

  • 「作りたい」という意志
  • 「使う人のことを考える」姿勢
  • 問題を発見し、言葉にする力
  • 最後まで完成させる粘り強さ

60代になってからAIと協働してシステムを構築できた私が言えるのは、年齢や専門知識の有無は、思っているほど障壁にならないということだ。

必要なのは、「何を作りたいか」を自分の言葉で説明できること。そして、できあがるまで対話を続ける覚悟だ。

おわりに

このブログシステム自体が、AIとの協働の成果物だ。

この記事を読んでいるあなたも、何か作りたいものがあるなら、AIとの対話を始めてみてほしい。専門知識がないことを恐れる必要はない。

大切なのは、あなたが「何を、誰のために作りたいか」を知っていることだ。

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