大阪都構想の賛否を考える材料を集めた

大阪都構想の賛否を考える材料を集めたWeblog

統一地方選挙が終わりました。大阪では大阪維新の会推薦の候補者が3つの市長選に立候補しましたが、いずれも敗れました。

引用元: 大阪3市長選、維新系全敗 27日に都構想住民投票告示:日本経済新聞

26日投開票の大阪府内の3つの市長選で、地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)が推薦した候補が、自民党など推薦の候補にいずれも敗れた。27日には維新が推進する「大阪都構想」の是非を問う住民投票(5月17日投開票)が告示される。大阪市に隣接する2市を含む3市長選の敗北で維新は出ばなをくじかれた形だ。

私が住んでいる寝屋川市もその一つで、先日の選挙では3名の新人が市長選を争った。大阪維新の会推薦の宮本正一は落選、当選したのは私が真っ先に投票候補から外した北川法夫氏でありました。

一方で市議会議員選挙では、大阪維新の会から立候補した5名全員当選。トップ当選した杉本健太氏をはじめ、2位に中川健氏、5位には元橋理浩氏と3名も上位当選されており、こちらは快勝と言える結果です。

なぜ市長選と市議選とでは相反する結果になったのか?北川氏は長らく大阪府議をしてこられ、自民党の支持基盤がしっかり出来ていた。次点の南部氏は現職市長である馬場氏の推薦を受けており、これまたある一定数の支持者を得ることが出来ていたのではないかと思います。

そこに比較的新しい大阪維新の会推薦の宮本氏が立候補をして当選しようと思えば、新たな支持者を獲得しなければならない。しかし、寝屋川市の投票率は50%弱と低かった影響もあり、新たな支持者を多く得られなかったのではないかと思われる。(もう一歩というところまでは来ていたと思いますが。)

市議選ではなぜ大阪維新の会が強かったのか?私ごときではわかりません。投票をされた方が人を見て選んだらこうなったのでしょうか?ちなみに私は支持しない政党の方を除外し、それ以外の面では寝屋川市民のためによく働いてくれそうな方を選びました。

参考リンク

特別区設置住民投票

大阪都構想を推進する大阪維新の会が負けたようで、一方では勢いも感じる統一地方選でしたが、大阪府民としては5月17日に行われる特別区設置住民投票にも関心があります。要するに”大阪都構想に”賛成か反対かを問う住民投票ですね。

公式サイト: 特別区設置住民投票∥大阪市選挙管理委員会

投票できる方

公式サイトから引用させていただくと、投票できるのは下記の方になります。

  • 年齢要件: 平成7年4月13日までに生まれた方
  • 住所要件: 平成27年1月2日までに大阪市内へ転入し、その届出をした方

ようするに大阪市民の方ってこと。有権者は約211万人だそうです。寝屋川市民である私は投票できませんが、大阪の未来を左右するかもしれないことなので無関心ではいられません。なので、どっちが良いのか考える材料を集めてみました。

大阪維新の会

まずは大都構想を提案している大阪維新の会と大阪都構想のサイトにリンクしておきます。

大阪都構想とは、府と市の二重行政のより無駄な税金が莫大に遣われてきた。その無駄遣いを無くすための制度と訴えておられます。

上記リンク先には大阪都構想について多くの事を書かれており、全てを読むだけでも一仕事になってしまいます。こちらにざっくりとですが、マンガでわかりやすく描かれているのでリンクしておきます。

身近なことは特別区へ、大きなことは府にお任せする制度になる。ということですね。これだけではないので、なるべく大阪都構想のサイトに目を通し、少しでも内容を理解しておきたいところです。

各党の賛否

自民党、共産党、民主党が大阪都構想に言及しているサイトにリンクしておきます。

この3党はすべて大阪都構想に反対です。なぜ反対なのかは中身をよく読んでみましょう。

自民党のサイトをPCで見たらちょっと気になったので一言。いちいち”Yes”か”No”かクリックさせられて鬱陶しいサイトですね。言いたいことが伝わる前に離脱してしまう方も多いのではないでしょうか?なので、もうちょっと読んでもらえる(見てもらえる)サイトを作った方が良いのでは?ってのが感想です。けど、スマホで見たら結構見やすいわ。

公明党については、ホームページ上で大阪都構想に言及しているページが見当たりませんでした。公明党 大阪都構想でググったらそのうちに何か出てくるかも?

大阪都構想に言及しているサイト

大阪都構想について書いているサイトは沢山あるかと思いますが、その中から二つリンクしておきます。

一つ目のサイトは個人ブログのようですが、よく勉強されていることがわかります。

まとめ

橋下市長が提唱する大阪都構想って、ニュースなどでよく聞いたり目にしたりしますが、実はよくわかっていなかったりします。上にリンクしたようなサイトで賛成意見や反対意見を読み、自分ならどっちが良いのか考えてみようと思います。

ただ、どっちにしてもやる気があれば改革は出来るだろうとは思いますが、過去の大阪がそうではなかったように感じられます。一度解体してやり直してみるのもいいのかな?実は私、新しいことはやってみたくなる方なので、ダメな部分は修正しながらやってみたらええやん!と思っている部分もかなりあります。

よく勉強してどちらが良いか決めるのが一番よいのですが、わからなければ適当な判断で投票しても良いのではないかと私は思います。但し、結果については責任を持って受け止めなければなりません。特に若い方々!無関心が一番良くない。投票に行かなければ、ますます年配者の思うつぼな世の中になっていきますよ!!

ところで「都」って何?

大辞林 – 物書堂で調べてみた。

  1. みやこ。
  2. 地方公共団体の一。東京都がこれにあたる。→都道府県
  3. 「東京都」の略。「━の方針」「━条例」

2番目の意味になるが、これだけではちょっと・・・。なので都 – Wikipediaから引用すると。

「宮処(みやどころ、みやこ)」から転じた言語で、天皇の宮殿(皇居)が所在するところを指す言葉である。藤原京(奈良県橿原市)、難波京(大阪府大阪市)、平城京(奈良県奈良市)、長岡京(京都長岡京市)、平安京(京都府京都市)、東京など。

元々はこのような意味であり、皇居が所在するところを意味する言葉であったようです。この意味からすると「大阪都」って若干苦しいような気がする。が、難波京があったからええんかな?

では「京都府」って「都」の後に「府」まで付いているけどなんで?京都府 – 地名由来辞典から。

延歴13年(794年)に平安京へ遷都されて以来の名称であるが、固有名詞として「京都」と呼ぶようになったのは院政期といわれる。

元々は首都を意味する言葉として「京」に「都」を付けていたのが、固有名詞になったということのようです。


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