しばらくの間ギターから遠ざかっていたが、仕事も落ち着いてきたので週末だけではあるがギターに触る時間が増えてきた。先日”ソロ・ギターのひととき”という楽譜を購入して模範演奏を聴きつつ楽譜を見て悪くは無いなと思っていた。
しかしながら、ちょっと弾いてみたらなんだか退屈な感じ。で、もう弾けなくなってしまっているが、過去に練習していた曲も楽譜を引っ張り出していくつか弾いてみる。
練習候補
- Asturias
- 大聖堂
- ショパンの夜想曲Op.9-2
a指が不自由になってしまっているので、pimでのアルペジオやトレモロ中心の曲であるAsturiasも弾いてみたいのではあるが、大聖堂とショパンのノクターンを優先的に練習することにした。
大聖堂
4年前まで先生についてクラシックギターを習っていたが、出張が多くなりすぎて中断し、それっきりになってしまっている。最後に習っていたのが大聖堂であった。
第1楽章、第2楽章まではOKを頂いて第3楽章途中で頓挫してしまい、徐々に局所性ジストニアと思われる症状も悪化し、結局弾けるようにはならなかった。
a指が不自由なのでどうするか?回復させる方法を探すかそれともa指を使わずに弾く方法を選ぶか?
私は後者を選んだ。所詮趣味なのでギターを弾いて楽しめればそれで良いのである。まず練習をはじめたのは頓挫してしまっていた第3楽章から。
右手の運指
第3楽章一小節目の右手運指は”pmimimiaimi”となるのが一般的。この運指を私は”pipipipmpmi”とした。iをp、mをiに置き換える。小節最後をipにしてしまうと2小節目の始まりがもたつくので、ここはmiとしておく。
こんな感じで右手運指を一からやり直して練習していきます。まだ少ししかやってみていないですが、意外にもこれは良いかもしれないという感触もあります。子供の頃とか若い時期からクラシックギターをやっている方ならa指も鍛えられているかもしれませんが、私は40歳を過ぎてからなので元々a指が足を引っ張っていたように思う。
思い切ってa指を殆ど使わないようにし、pimの3指の方がコントロールがやりやすい。局所性ジストニアの症状が無かったとしても、この方がスムーズな演奏が出来る可能性もあるかもしれないと感じています。
ちなみに、大聖堂の楽譜はLa catedral pdfでググったらいくつか見つかるかと思います。
ショパンの夜想曲Op.9-2
もう一曲のショパンのノクターン。こちらは村治佳織さんがポートレイツで演奏しているバージョンの楽譜を使っています。基本的にはタレガ編曲版なのですが、アドリブ的な部分がちょっと違います。
ずっと以前から弾いてみたいと思っていたが、今まで取り組んだことはありません。ゆったりとした曲だが、ちょいと難易度が高そうなので、じっくりと取り組む必要がありそうです。こちらもa指の出番を極力減らした右手運指を考えながらの練習になります。
私が使っている大聖堂とノクターンの楽譜はこちら。(画像は楽譜ネットへのリンクです。)村治佳織さん演奏のティアーズインヘヴンも以前取り組んでいたが、弾ききれなかった。これも追々取り組んでいきたいところです。
村治佳織さんは昨年から長期休養に入られましたが、少しずつ活動を再開されはじめているようですね。
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