先日、テレビからロックな第九が流れていた。リッチー・ブラックモアのワンマンバンドであったRainbowがアレンジしたベートーヴェンの交響曲第9番である。
リッチー・ブラックモアとは
ディープ・パープルの元メンバーとして有名。その後、別のハード・ロック・バンド、レインボーを率いた。現在はフォーク・ロック・プロジェクト、ブラックモアズ・ナイトで活動している。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第55位、2011年の改訂版では第50位。
リッチーのギタープレイ、ロックギターを弾いたことがあるなら、殆どの人がチャレンジしてみた事があるのではないでしょうか。他にも有名な曲はたくさん有りますが、超有名なのを3曲上げると。
- ハイウェイ・スター
ギターソロのオルタネイトピッキングに苦労しますな。 - スモーク・オン・ザ・ウォーター
イントロの超有名なリフは初心者でも比較的簡単に弾けて「どうじゃ!」と威張れます。 - Burn
こちらのリフは初心者にはとち難しい。タマホームのCMで流れているから日本人なら誰でも聴いた事があるかもね?ただ、サビのところは「タマホーム~♪」ではありませんので、、、。
リッチー・ブラックモアの活動歴
- ディープ・パープル時代: 1968年~1975年
- レインボー時代: 1975年~1984年
- 再結成ディープ・パープル時代: 1984年~1993年
- 再結成レインボー時代: 1995年~1997年
- ブラックモアズ・ナイト: 1997年~現在
リッチーの性格は多分、自分の思う通りにならなければ気が済まないタイプ。なので主役級が何人もいるディープ・パープルでは意見が合わなくなり、自分の好き勝手に出来るワンマンバンド、レインボーを結成したような感じ。現在は恋人~伴侶となったキャンディス・ナイトさんとブラックモアズ・ナイトで活動されています。
リッチー・ブラックモア関連リンク
DIFFICULT TO CURE
レインボーの第九が収録されているのは5枚目のアルバム”Difficult to Cure”(邦題「アイ・サレンダー」)。アルバムタイトルと同じ曲名の”Difficult to Cure”が第九をアレンジしてリッチーがギターを弾いているインストゥルメンタルな楽曲でアルバム最後に収録されています。
このアルバムは、コアなリッチーファンからは「売れ線を狙ってポップ過ぎる仕上がりだ。」というような評価もあるようですが、私は好きでした。
もう一曲収録されているインスト曲、”Vielleicht Das Nachste Mal”(「メイビー・ネクスト・タイム)、リッチーらしいリフがかっこいい”Spotlight Kid”、アルバムの邦題になっている”I Surrender”などなど、高校時代に練習していたことを思い出しますわ。
YouTubeから一つ貼り付けておきます。1981年発表のアルバムなので映像からも時代を感じますな。84年の武道館ライブからのようです。当時のリッチー節がいいね♪
4分過ぎくらいからオーケストラが絡んで第九が始まります。よく見たらリッチーはボトルネックを指にはめずに手で持って弾いているんですね。
昔はリッチーが演奏している姿を見るなんて考えられなかったが、今はYouTubeで簡単に見られるようになって便利な世の中ですな。
なぜ年末に第九?
ついでですから、日本ではなぜ年末になると第九だらけになるのか調べてみた。
引用元: 年末になると、なぜ「第九」なのか? 日経トレンディネット
そんな第9交響曲を年末に演奏するようになったきっかけだが、どうやら「第9をやるとお客が入ってオーケストラの経営が安定するから」らしい。第9には合唱が付く。すると合唱団メンバーの知人友人がみなチケットを買って聴きに来てくれる。結果、客席が一杯になって収益が上がるというわけだ。
詳しくはリンク先を見て頂くとして、要は第九を演奏すると儲かるということですな。クラシック音楽といえば高貴な印象があるけど、結局はそこかい!って思ったりして。
ということで、年末らしく第九をもう一つ貼っておきます。
コメント