苦手と怠慢

苦手と怠慢Weblog
苦手と怠慢

私自身、長距離走は「苦手」だと思っていた。しかし、15年ほど前にダイエットをきっかけとして渋々ながら走り始めた。やはり私にとってジョギング(長距離走)は「苦手」なのか?最初は200mほどしか走る事が出来なくて歩き始めた。そして苦しさが治まればまた少し走る。

こんなことを繰り返しながら、数週間から数ヶ月経った頃には、続けて走れる距離も3km、5km、10km以上と伸びていった。「苦手」と思っていた長距離走だが、「あれ?走る事って、結構面白いやん!」と感じるようになり、フルマラソンを走りきれるようにもなった。

参考エントリー: サブスリーが見えた初マラソン完走記

「苦手」と思っていても、実はその物事に取り組んでいないだけである。やらない事は出来なくて当たり前なのだが、する前から苦手意識の方が先行してしまい、「苦手」とか「出来ない」と思っている事の方が多いのではないかと思うようになってきた。

苦手と怠慢を調べる

私の愛用アプリ、大辞林 – 物書堂で「苦手」と「怠慢」を調べてみた。

苦手

  1. 扱いにくい相手。そりが合わない相手。
  2. 得意でないこと。不得手。
  3. 爪が苦く、手に毒があるという手。不思議な力があり、その手でおさえると腹の痛みが消えるなどという。

3つ意味がありますが、ここで言う「苦手」は2番目の意味になります。3つ目の意味は知らなかった。たまにこうやって言葉を調べると勉強になりますw

1つ目の意味の「苦手」とか食べ物の「苦手」を克服するのは難しいが、2番目の「苦手」は、実はそうではない場合も往々にしてあるのではないでしょうか。

怠慢

こちらは1つの意味しかありませんでした。ようするに怠けることですね!

なまけおこたること。なまけてするべき事をしないこと。

最初から楽しめることは少ない

遊びとかゲームなら最初から楽しくプレイ出来ることもあるかもしれないが、スポーツや勉強、仕事となると最初から楽しく出来ることって少ない。

大抵の場合、何もわからない最初は下手であったり、出来なかったりして面白いものではない。しかし、少しずつ出来るようになってくるにつれ、面白さがわかってくるようになるものだ。

けど、面白さがわかってくる前に「これは苦手だ!」と思ってしまっている場合も多いのではなかろうか。私が長距離走を苦手だと思っていたのも、その魅力を知らなかったからなのです。

別にプライベートでならそういった「苦手意識」を持っていても何ら問題無い。私だって別に走る楽しみを知らないままでいても問題無いわけです。ただ、走るようになってから、この記事で書いているような意識が芽生えてきたという違いはあるけれど。

まずは取り組んでみよう

職場でよく見かけるのがパソコンを苦手な方々。パソコンスキルが不要な職場なら問題無いが、パソコンスキルが必要な職場に居ながらパソコンをイマイチ使えないおじさん方が希に居てます。(一応、希ということにしておく。)

本人いわく「苦手」なようだが、「今の時代にパソコンの基本操作も出来ないってどういうこっちゃ!」と言いたいところをぐっと堪え、チャッチャと代わりにやってあげる。だって文句を言うのも教えるのも面倒だもんね。などと言いつつ、私も年代的にはおじさんなので、同じようになるのは時間の問題かもしれないw

パソコンの操作を覚えようと取り組んだ上で「苦手」というのであれば、それは認める。しかし実際はそうでもないおじさんもいる。立場上、怒ってくれる人も少ないので余計に努力をしない。得てしてそういった人は、他の仕事ぶりを見てもそんな姿勢だったりする。ようするに「苦手」というよりも単に「怠慢」なだけである。

こうならないためには、最初はつまらないかもしれないが、面白さが芽生えてくるまで取り組んでみる必要がある。その上でいつまで経っても楽しめないようであれば「苦手」と言えるのではないでしょうか。

まとめ

アラフィフな私も、自分では気づいていないだけで、上に書いたような人になっているかもしれない。実際に職場で私は文句を言われなくとも、同じことを若手がすると文句を言われることもある。年齢を重ねると、怒ってくれる人が少なくなってくるので、自戒する必要があります。そして、走るようになってから「苦手」ということに対して考え方が変わりました。実はやってみれば大抵のことを楽しめるはずだと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました