ちょっと更新が滞っているのは、アイキャッチ画像のギターをゲットしたからです。暇があればこいつを触っています。
先日、ヤマハ大人の音楽レッスン「エレキギター」を体験してきたというエントリーを書きましたが、その翌日に買いに行ってしまったわけですな。こんな事だけは行動が早い!w
まあ、矢沢の永ちゃんもこんな事を言っているので、見習ったわけです。
2種類の人間がいる。
やりたいことやっちゃう人とやらない人。
本当は、こんな意味で言っているのはないことはわかります。はい。。。
ストラトを選んだ理由
エレキギターを持つのは2本目。高校時代にGrecoのレスポールモデルを使っていたのだが、こいつは前回の引っ越しの際に処分してしまった。(ちょっと後悔しているけど。)新しいエレキギターを持つのはそれ以来のことになります。
エレキギターを選ぶ基準はこんな感じであった。
- 当面は不要だろうけど、トレモロアームは欲しい。
- ロック式トレモロは弦交換とメンテが面倒くさそう。
- いい歳なので派手なのは要らん。
もうこうなると、ストラト一択ではないでしょうか。だがしかし、ストラトと言っても同じ形をしたギターは沢山有る。一体何が違う?
エレキギターは過去の日本ではコピー製品が大量に出回っていた
パクリ大国なんて言われる国が近所にありますが、昔の日本もそうでした。
引用元: フジゲン – Wikipedia
創業当初はクラシックギターが中心であったが、1960年代後半からは星野楽器のアイバニーズや神田商会のグレコといったブランドでギブソンやフェンダーなどの有名ブランドのエレキギターのコピーの下請け楽器製造主体へと切り替わっていった。 1977年にギブソン社が偽造品を製造していた日本の楽器メーカーに対して一斉に訴訟を起こす。
Fenderはコピー製品を製造する会社に正規品の下請け製造を依頼するという苦肉の策をとったようです。
ギブソンなどと同様に日本国内の偽造品問題を抱えていたフェンダーは、新たな対策として偽造品を製造する下請け会社に自社の正規品の下請け製造を発注する事で偽物と差別化する計画をする。 それに際し、ギブソン訴訟以降合法的なブランド品販売を模索していた神田商会と富士弦楽器製造との利害が一致し、1982年からフェンダーの子会社「株式会社フェンダージャパン」をフェンダー、富士弦楽器製造、神田商会、山野楽器の共同出資で設立。
と、ほんの30〜40年前はこんな状況で、パクリ大国を笑えない状況だったわけです。
現在でもギターメーカー各社からストラトやレスポールと同じ形状をしたギターが販売されていますが、結局のところ、ボディーの形状は同じでもよいがヘッドだけは真似たらダメということに現在はなっているようです。
メジャーなギターメーカーはギターやギターシリーズの見分けがつくよう、特徴的ヘッド形状を用意している。ギター産業にはギターのボディデザインをコピーしてもよいという不文律があるが、メジャーメーカーはヘッドデザインはコピーしない。以下の節にあるように、一見コピーのように見えても寸法や要素の比率等からはっきりとした違いが見られ、ヘッドを見ればほぼブランドを言い当てることが出来る。
不文律となっているので、暗黙の了解ってところですかね。日本製がパチモンだった頃|タバチンのブログでは、当時のコピーモデルを紹介されていて面白いです。
エレキギターというのは、楽器として特殊な存在なのかもしれないですね。ギターでもアコースティックギターやクラシックギターはメーカーが違ってもボディーの形は殆ど同じ。他の楽器だって同じだ。ほぼ同じ形のグランドピアノを他のメーカーが作ったからといって「マネをされた!」とはならないでしょうから。
本来なら、ストラトやレスポールは「エレキギター」として一括りにするのではなく、各々別の楽器として捉えても良いくらいの個性があるのではないかと私は思います。
長々と前置きを書きましたが、私が高校生の頃ってのは、1980年代前半でした。まだまだレスポールやストラトキャスターをコピーした日本製ギターが販売されていた頃です。当時の私にとってGibsonやFenderは高嶺の花すぎてとてもじゃないが手が届かない存在。別にコピー製品が悪いって意識も無かったので、当たり前のように持っていた。
Fender以外から販売されているストラトタイプのギターの中にも、品質が良くてコストパフォーマンスに優れるものも有るだろうとは思うが、やっぱり昔から憧れの「Fendaerだぜ!」となった次第です。楽器店に行って見たら、一目惚れだったんだけどね。このギターに。
購入したギター
私が購入したギターはこれです。Fenderのページにリンクしておきます。
American Standard(略してアメスタ)以外にもDeluxeやFender自身がコピーしたVintageモデルもありますが、Deluxeに関しては便利な機能が増えてはいるが、ちょっと余計な感じがしてもっとシンプルな方が良いと感じた。Vintageモデルはネックを握った瞬間に違和感を感じてパスした。
アメスタというのは、現在のストラトの中で最も現代に合わせた仕様になっている。古いストラトは21フレットまでなのだが、これは22フレットまである。その他の細かい仕様は私にはよくわからんが、2012年にアップグレードされてピックアップがカスタムショップ製になったようです。
Fender Japanからの流れをくむJapan Exclusiveを含み、ストラトを何本か試奏した。といっても、まだ弾ける曲が無いのでコードをクリーントーンで「ジャラ〜ン♪」と鳴らしたり、店員さんに弾いてもらったりして音の確認。
音質の違いって、気にせずに聞いていたらわからないくらいの違いしか無いかもしれないが、鳴りの違いははっきりわかった。最初に一目惚れしたこのストラトが一番よく鳴るのよね。というか、これが欲しくなってきているから、かなりひいき目な耳になっていたかもしれんけど。けど店員さんもこっちやで!と言ってくれたので、こいつに決定!です。
私が購入したアメスタはメイプルネックでアッシュボディー、カラーは木目が美しく見えるSienna Sunburstです。
ヘッドには MADE IN USA と書かれています。
後で気づきましたが、ネックジョイント部のプレートは60周年記念のものになっていました。
この木目が見える塗装が気に入った。
まとめ
一目惚れしたストラトの鳴りも良くて良かったのだが、実際問題ストラト同士でで音を聞き比べても大きな違いがわからないってのが正直なところ。ストラトとレスポールを比べたらサスガに違うだろうけど、結局は見た目で選んでも良いのかな?なんて思ったりして。
今年はかなりアベノミクスに貢献させてもらったぞ!
基礎的なことをやってみようと思い、これを購入した。
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