Amazonで中国のSIMを購入し、上海で使う

Amazonで中国のSIMを購入し、上海で使うWeblog

先日、上海出張に行く機会があったので、Amazonで中国のSIMカードを購入してみた。購入したSIMカードは上のアイキャッチ画像の物です。

Amazonで購入したSIMカード

SIMカードは上海到着後、浦東国際空港でも購入することが出来ますが、如何せん言葉が通じないので思ったような契約になっているかどうかイマイチわかりづらかった。日本で購入すれば、日本語のマニュアルも付いてきて分かりやすいのではないかと期待した。で、Amazonで物色して選んだのがこのSIMカードです。今現在確認したところでは、在庫は残り4点のようです。


2015年12月 追記

この記事で紹介していたSIMカードの販売は終わってしまったようです。下記リンク先のSIMカードは、本記事の内容と合致したものではありません。

追記ここまで。


このSIMカードの特徴は下記の通り。

  • 完全月額0円の中国携帯電話USIM。 SIMサイズ:通常サイズ(マイクロSIM、nano SIMにカット可能)
  • 月額0円だから、永久に中国携帯番号が持てます。
  • 中国でのデータ通信も、現地電話、日本への国際電話も安いです。
  • 身分証の提出不要、開通手続きも不要です。
  • データ通信費用は1GB約1300円、中国国内電話1分5円、日本への国際電話1分約19円。

一番気に入ったのが、月額0円だから、永久に中国携帯番号が持てます。というところ。中国には年に数回出張に行くことがあるが、基本料金が不要なのが良いところである。何故基本料が不要なのかはよく分からないところではありますが。

このSIM、通常サイズなのでiPhone 6 Plusで使うにはnano SIMサイズにする必要がある。なのでSIMカードと一緒にこのSIMカッターも購入した。

こちらが購入したSIMカッターです。SIMアダプターも付属しています。

購入したSIMカッター


SIMカッターの反対側、SIMを挿入する部分。

SIMを挿入する部分


こちらが思い切ってガツンとカットしたSIMです。カットするときは躊躇わずに思い切ってガツンと行きましょう。しかしながらちょっとばかりセンターがずれている感じ。日本製ならこのようにはならないかも?って思ってしまいました。

カットしたSIMの表


カットしたSIMの裏面です。写真では分かり難いかもしれませんが、切断面にカエリが出ています。これは爪切りのやすり部分で削れば問題ありません。

カットしたSIMの裏面

SIMをiPhone 6 Plusに挿してみる

出張に行く前にiPhone 6 PlusにSIMを挿してみた。そしたら日本でも利用出来るようで、docomoかSoftBankの電波を掴むことが出来る。私は普段SoftBankなので、初docomoを体験してみる。とは言っても電源を入れただけで通話もデータ通信も試していません。なぜなら日本で使うと勿体ないから。

日本で中国のSIMを挿して電源を入れた

電源を入れたらSMSがいくつか来るのだが、その中に下のようなメッセージがあった。

拨叫当地2.16元/分钟,接听2.16元/分钟,拨回中国大陆3.26元/分钟,短信发回国0.86元/条。

日本での通話(発信も着信も)は2.16元/分、中国への通話は3.26元/分、SMSは0.86元/通という意味でしょうか?違っていたらご指摘下さい。

上海で使う

上海到着後に電源ON。そうすると中国联通(China Unicom)の電波を拾います。

上海で電源ON

料金設定

このSIMカードには期待通りに日本語の説明書が付いていたので、そこから料金について抜粋します。

中国本土での通信料等料金体系(台湾・香港・マカオを除く)

  • 月額基本使用料 0元
  • 日本への通話料 1.2元/分
  • 中国国内通話料 0.29元/分
  • 着信料 無料
  • 中国国内SMS 0.15元/通

データ通信プラン内容

月額定額プランもあるので、長期で出張に行く場合は便利です。1ヶ月以上行くのであれば定額プラン2が良いのではないでしょうか。

料金は即落とし、超過分は0.3元/MBとのことだが、プランは自動ランクアップになるとマニュアルには書いてあります。但し、プラン1からプラン3の使用は開通手続きが必要です。

データ通信プランデータ通信セット料金
無し0.3元/MB
定額プラン1500MB/月40元/月
定額プラン21GB/月80元/月
定額プラン33GB/月200元/月

データ通信プランの申請と取消

10010に下記内容のテキストをSMSで送信すれば申請、又は取消が出来ます。

実際に定額プラン1を申請したら中国語の確認のメッセージが届きました。帰国前に取消メッセージを送信したのですが、取消の確認メッセージは受信しておりません。本当に取り消しできたどうか確認するため、12月になってからと1ヶ月後に残高を確認してみる予定です。

データ通信プラン申請テキスト取消テキストSMS送信先
定額プラン1EUDJAQXEUDJA10010
定額プラン2EUDJBQXEUDJB10010
定額プラン3EUDJCQXEUDJC10010

2015年5月26日追記

上表の上に「帰国前に取消メッセージを送信したのですが、取消の確認メッセージは受信しておりません。」と書いておりますが、今まで取り消し出来ていませんでした。しかし、私は毎月のように中国出張へ行っていたため、特に差し支え無かったので今まで放置していた。

先日、定額プランを取り消ししようとChina Unicomに電話したところ、中国語の自動メッセージが流れてきた。私にはちんぷんかんぷんなので中国人の通訳の方に聞いて貰ったところ、「このSIMカードは本人確認が出来ていなくて、プラン変更などの手続きが出来ない状態になっている。」という事がわかりました。

私はもう一枚同じSIMカードを今年(2015年)になってから購入したのですが、こちらはそんな状況にはなっていないようでした。

さて、どうしようかと思っていたところ、このエントリーにコメントを頂いたukp_simpleさんから良い情報をいただく事がができました。

亜太電信社に聞いたら、もし解除がうまくいかなかったら、代わりにやりますと言っていました。

との事なので亜太電信社に電話をかけて問い合わせたところ、定額プラン取り消し手続きを行って頂くことができた。電話をかけて数分後にはプラン変更のメッセージが届きました。メッセージの内容は下記の通り。

尊敬的用户,您在联通营业厅办理了产品变更业务。

亜太電信(アイコム)株式会社の連絡先はAmazonのスマホショップページに掲載されています。

ukp_simpleさん、良い情報を教えて頂き有り難うございました。

追記ここまで。


リチャージ方法

このSIMカードはプリペイド式であり、最初に100元分チャージされています。当然ながら利用すると残高が減っていきます。残高の確認は10010にSMSで102と送信すれば確認する事が出来ます。

リチャージはどうやってすればよいか?リチャージは全家Family Martで簡単に行えます。日本のファミマにあるFamiポートと同じような物が中国のファミマにもあります。

画像を探してみたのですが、下記リンク先で見つけました。お兄さんがにっこりと微笑んでいる画像に写っているのが中国版Famiポートです。

  • 魔都便利店的“隐藏服务”,侬晓得伐 – 东方网-酷饭网-微信头条(qoofan.com)(リンク切れ。)

この中国版FamiポートHome画面の一番左上が携帯電話へのリチャージメニューです。中国語と英語で書かれているので、なんとなくわかると思います。メニューをクリックして電話番号を2回入力し、金額を選びます。そして現金で精算(と中国語で書いてあると思う。)を選べばレシートのような物が出てくる。それをレジに持っていき、料金を支払えば完了です。暫くするとリチャージ完了のメッセージが中国語で届きます。


2015年3月5日追記

中国のファミマ全家便利商店 (FamilyMart) で中国联通 (China Unicom) のリチャージをするにリチャージ方法をまとめました。

追記ここまで。


まとめ

今までも中国のSIMカードを使った事がありますが、月額料金がかかるので使い捨てのようにしてきました。今回は月額料金0円のSIMカードを選んだのでもう使い捨てにする必要は無くなりました。但し、本当に月額料金がかからないかどうかは確認してみます。


こちらは中国と香港で使えるSIMカードです。


中国でFacebookやInstagram、Googleのサービスを利用するならVPNが必須です。私のお勧めはセカイVPN。最大2ヶ月間のお試し期間があります。SIMカードを入手したらこいつも検討してみてください。

コメント

  1. ukp_simple より:

    「実際に定額プラン1を申請したら中国語の確認のメッセージが届きました。帰国前に取消メッセージを送信したのですが、取消の確認メッセージは受信しておりません。」について、SIM取り扱いの亜太電信社に聞いたところ、申請も取消も確認短信(SMS)はありますと言っていました。
    もし短信がない場合には、亜太電信社側が確認をして、取消もやりますと言っていました。
    その後ですが、どうなりましたでしょうか?

    • なっかん より:

      コメント有り難うございます。

      その後も取り消しメッセージを送信した事ありますが、確認メッセージは受信出来ませんでした。現在、私は毎月のように中国出張しているので今のところ差し支え無いのですが、取り消す場合はチャイナユニコムに電話(中国国内からは10010番)して取り消して貰う予定です。

      一度電話してみましたが、日本語のサポートもしっかり出来ていましたよ。

      • ukp_simple より:

        よかったです。

        サポートの方(在日中国人の方)はしっかりしていて非常に安心しました。

        以前に联通の番号(月払い)で使っていた联通のインターネットアカウントに今回GETした番号を紐付けする時にも、サポートの方の対応で無事にできて、本ブログでのファミマでのチャージOKという情報も合わせて、安心してこれから上海などの中国でも携帯が活躍しますね!

        • なっかん より:

          本日判明した事が一つあります。

          昨年11月に購入したこのSIMカードは本人確認が出来ていなくて、プラン変更などの手続きが出来ない状態になっていることが判明しました。

          10010に電話して定額プラン2を解除しようとしたのですが、自動応答メッセージが流れて手続きに進めませんでした。中国人通訳の方にメッセージを聞いて貰ったからわかりましたが、そうでなければわからないところでした。以前は手続きに進めたのに、いつの間にか出来なくなっていたようです。

          ただ、同じSIMカードを今年になってからもう一枚購入したのですが、こちらはそのような事にはなっていません。

          とりあえず一度China Unicomにいって本人確認をしてみます。

          • ukp_simple より:

            亜太電信社に聞いたら、もし解除がうまくいかなかったら、代わりにやりますと言っていました。(上記コメントのサポートは、亜太電信社の方でした… 言葉不足で)

            SIMの名義人は「客户姓名:中国联合网络通信有限公司美洲运营公司」となっているので、联通SHOPで本人確認をしても分からない可能性もあるかもしれません。
            (中国では地域だけでなく、SHOPごとでもスタッフの言うことがバラバラな場合もあり、コールセンターですら…)

            確実なのは、亜太電信社に連絡をして、頼むことだと思います。

            また2014年の段階ですが、联通 上海水城路店には、日本語スタッフがいるようで、そのスタッフがまだいれば、联通SHOPで最もよく対応してくれるかもしれません。

            こちらをご参考ください。
            http://skyblues.org/arts/2658

            事前に中国人通訳の方に頼んで、確認をした方がよいかもしれません。
            (日本語スタッフがいる理由は、このSHOP自体が日本企業の海外事業として運営している联通代理店のひとつだからと思います)
            https://www.t-gaia.co.jp/company/overseas/index.html

  2. なっかん より:

    ukp_simpleさん。

    丁寧に情報を教えていただき有り難うございます。亜太電信社にも一度連絡を入れてみます。

    ところで私は現在、福建省に滞在中なので上海ほど便利ではありません。コンビニも見かけないので、リチャージは店頭でやっています。たまたま昼食を食べている場所の近くにショップがあるから良かったです。

    • ukp_simple より:

      上海だとファミマでチャージと充値卡なしでも楽々できるので、とても便利ですが、他の地方だとなかなかそうはいかないですね。

      今の会社では以前のように中国出張は全くないところなので、個人旅行での中国行きのみとなりますが、上海以外の都市に行って困らないように、7月の上海滞在の時にファミマで余裕持ってチャージしようと思います。

      中国では、通話以外に微信・百度地図アプリが必需品なので、携帯があるとないとでは本当に違いますね。

      • なっかん より:

        ukp_simpleさん
        私が今滞在しているのは福建省の廈門です。観光地なのでそこそこ大きな街です。コンビニはセブンイレブンが少しあるだけだそうですが、まだ見かけたことがありません。

        百脑汇はそれなりにあるようなので、その中に中国联通や中国移動のショップが入っていました。ここで中国移動のデータ通信SIMを購入しようと試みてみましたが、中国移動の電話局でパスポートの登録をしなければ売ってもらえないようでした。

        >中国では、通話以外に微信・百度地図アプリが必需品なので、携帯があるとないとでは本当に違いますね。

        私はLINEの代わりにWhatsApp、VPNサービスを使って強引にGoogleマップを利用しています。先日迷子になりそうになりましたが、iPhoneを持っているおかげで助かりました。

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