ゆう活よりも時短を推進しなさい

ゆう活よりも時短を推進しなさいWeblog

アイキャッチ画像は2007年6月にアメリカ出張へ行った時の写真。初代GR DIGITALで撮影しました。GR IIが近々発売されるので欲しかったりする。思い切って買っちまうかな?

アメリカでは夕方の残業をしない

アメリカに行った時の話ですが、宿泊していたホテルには私たち以外にも仕事で宿泊しているアメリカの方々も泊まっていた。もちろん、私たちとは関係無い方々です。

そんな彼らが出発するのは朝6時頃。サマータイムなのでまだ薄暗い時間です。なぜ彼らがそんなに早く出発するかと言えば、基本的に夕方からの残業をしないからです。

私が出張に行っていた先、オハイオ州で17時に仕事を終えても随分高い場所に太陽がある。「日本でこんなに陽が高い時間に帰るなんて気が引けるでぇ~。」などと言っていた記憶があります。そして21時頃まで明るいので外で遊ぶにはたっぷりと時間があることを実感できました。

街では夕方にお父さんが庭の芝刈りをしている姿なんかをよく見かけたものです。やはり日本の家と違って庭が広いので、こんな芝刈りを一家に一台持っているようでした。

MTD 乗用芝刈り機 17.5HP

大きな家なので早く帰ってイロイロと手入れをする必要もありそうですね。夕方は家族と一緒に有意義な時間を過ごすのが一般的なようです。

下記リンク先にもアメリカでは夕方の残業よりも早出を好むと書かれているので、リンクを貼っておきます。

  • 「日本人ビジネスマンの見たアメリカ」№16 『アメリカ人は残業しない?』 | 日本人ビジネスマンの見たアメリカ(リンク切れ)

ゆう活とは?

昨日からはじまった国家公務員の「ゆう活」ニュースです。

引用元: 国家公務員の朝方勤務「ゆう活」開始…懸念も : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)(リンク切れ)

全国家公務員約51万人のうち4割の約22万人が7~8月、勤務時間を1~2時間前倒しし、夕方に帰る意識を持って残業を減らすことが狙いで、初めての試みとなる。安倍首相はこの日、首相官邸で記者団に「長時間労働の慣行を変えるきっかけにしたい」と語った。

残業する分の仕事を早朝に回してして早く帰りましょう!ということが趣旨のようです。

ゆう活の目的

「ゆう活」の公式サイトがあるのでリンクを貼っておく。

上記リンク先には仕事を早めに終わらせて「やってみたかった」をやってみよう。と書かれており、その中には「毎夕ランニング」というのもある。が、夏場のランニングは涼しい早朝の方がお勧めでございますよ!

もう一つ公式サイトから引用。

「ゆう活」とは?~夏の生活スタイル変革の提案
「ゆう活」という言葉から、皆さんは何を想像しますか。「ゆう活」とは、日照時間が長い夏に、朝早い時間に仕事を始め、早めに仕事を終えることで、まだ明るい夕方の時間を有効に活用し、生活を豊かにしようという取組です。

  • ゆうやけ時に
  • 悠々とした時間が生まれる
  • 友人と会える。遊ぶ時間が増える
  • 家族で過ごす優しい時間ができる
  • 新しい人・モノ・ことと自分が結ばれる。
  • 「ゆう活」の「ゆう」には、そんなさまざまな思いが込められているのです。

引用元: 「ゆう活」とは?|ゆう活 – はじめよう!夕方を楽しく活かす働き方:政府広報オンライン

公式サイトを見てみたが、明確なメリットと目的があり、それに向けて行っているようには感じられなかった。だいたい仕事を早く終わったからといって有意義な活動をする人がそんなに多くいるとは思えない。「早起きせなあかんし、めんどくせぇ~!」という人の方が多いのではないでしょうか!

公式サイトには書いてなかったが、テレビで見たニュースによると「早く仕事を終えて消費活動をしてもらいたい。」という報道もあった。これが政府の本音でしょう。

「仕事の効率化と時間短縮にも繋がる。」ということにも期待しているようだが、これは殆ど期待出来ないどころか、場合によっては更に長時間労働になる場合もありうるでしょう。

まとめ

そもそも日本では仕事をさっさと片付けて早く帰るような人を評価しない。というよりも仕事が早い人にはさらに多くの仕事が集中してしまい、早く帰れなくなってしまうというのが現実ではないでしょうか?

ゆう活をしなくても有意義な活動をやりたい人は、忙しくても自分で時間を作って活動しています。世の中には毎日会社に12時間以上いる人も大勢いるでしょうが、こういう人達がゆう活をしてもたいした効果は無いだろう。もっと直接的に労働時間短縮に繋がるような政策を出してもらいたいものだ。

ちなみに、私はさっさと仕事を終わらせて早く帰りたい派です。


冒頭に書いたGRⅡ。これを買ったら「ゆう活」するか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました