アモイ(厦門)という地名はXiamen(厦门)では通用しない

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アモイ(厦門)という地名はXiamen(厦门)では通用しない

私、現在中国の厦門市に出張のため滞在しています。もう何回目かわかりませんが回数では10回以上、日数にすると100日以上滞在していると思います。

アモイ(厦門)という地名は中国語でも「アモイ」と発音するのかと思ってしまいがちですが、実はそうではありません。私もはじめてアモイに来るまでは中国語でも「アモイ」だと思っていたので偉そうなことは言えないのですけどね。

中国ではアモイのことはXiamenと言おう

結論から先に書いてしまいますが、中国に来てから「厦門」の事を「アモイ」と発音しても殆ど通じることはありません。この「厦門」の地でもそうなのですから、他の都市では尚更通用しません。

厦門市にお住まいの日本語通訳の方が日本へ行った際、「アモイ」と聞いて「何それ、美味しいの?」と思ったそうなので、それくらい一般的には知られていません。いや、まあ「何それ、美味しいの?」とは言っていないと思うが、日本へ行ったときにはじめて聞いたそうです。

では、なんと言えば良いのか?答えは”Xiamen”です。発音はGoogle 翻訳 – 厦門で聞いてみてください。「シャーメン」といった感じでしょうか。

「厦门」を中国語の発音で読めば「シャーメン」となるという、当たり前すぎる結論です。

なぜアモイなのか?

なぜ日本では「アモイ」と言うのかググってみたが、多くの情報は得られなかった。廈門市 – Wikipediaから引用させていただく。

福建華僑のふるさとの街としても知られ、19世紀から世界各地の華僑の増加に伴い、「アモイ (Amoy)」の名で国際的に知られた。廈門の古い地名「下門」は、閩南語の漳州方言では白話字 (POJ) ローマ字表記で Ē-mûi と書くようにエームイと発音され(廈門方言と泉州方言では Ē-mn̂g エームン)、これがアモイに転じたと思われる。

ということで、華僑の方々が世界に広めていったということなのでしょうか。閩南語という方言が由来なようなので、現在の厦門でも「アモイ」という呼び名を知っているのは一部の方、他の都市では殆ど知られていないと思われる。

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アモイの漢字表記

中国語では「厦门」なのですが、日本語では「廈門」という漢字を使うことが多いようです。私は中国語に近い「厦門」を使うようにしております。中国の方が見て、正しいと感じるのは「厦門」の方だからです。

まとめ

冒頭のアイキャッチ画像には”LOVE AMOY CITY”と書かれていますが、これは厦門市の観光地の中心である中山路近くの写真です。このように時々こちらでも”Amoy”という表記をみかけることもあるので、全く知られていないわけではない。なので、知らずに来たら「アモイ」で通用すると思っても仕方がないかも?

「アモイ」に限らずですが、地名というのは国によって呼び名が違う場合が多々あるので要注意ですね。


アモイに行ったらコロンス島に是非とも行きましょう!

私の記事はこちら。

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